「戸締まりが意味するもの。」すずめの戸締まり シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
戸締まりが意味するもの。
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気になるところは多々あれど、いざ始まってみれば、新海監督の力技の怒涛の展開で、あっと言う間でした。内容的には、従来のディザスターものなんだけど、災厄を封印しているどこでもドアを戸締まりしていきながら、主人公のつらい過去に遡っていくロードムービー的構成がうまくできていて楽しかったです。一方で、閉め師や要石の仕組みをセリフではなく、映像で説明してほしかったです。何度も出てくる、玄関の鍵を締め自転車の鍵を解除するシーンは、つらい過去に向き合いながらも前向きに進んでいく主人公の成長を意味しているように感じました。
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