「行ってきます。」すずめの戸締まり 23さんの映画レビュー(感想・評価)
行ってきます。
これまでの2作から、今回は実際に起きた災害が主軸に据えられている。
予告編やビジュアルに印象的に描かれていた「扉」と「行ってきます。」の言葉。
何気ない一言で玄関の扉をくぐる姿が最期になってしまった人が、あの日どれだけいたのだろうか。
人の離れた土地にはさまざまな想いがあり、それらに触れる旅をする主人公たち。自身の苦しみとも向き合い明日の希望を説く。
十数年の時が過ぎた中、多くの人に鑑賞される形で震災に対する感情を作品にしたことは評価されるべきと思う。
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