「流石新海誠。」すずめの戸締まり ✵さんの映画レビュー(感想・評価)
流石新海誠。
「君の名は。」「天気の子」に続き、テーマや込められた意味のある映画だったと思う。君の名はも天気の子もそうだけど自然や災害をテーマにしていたのに続き今回のすずめの戸締りは伝えたいことがハッキリしていたと思う。今の周りの人や環境は当たり前にあるものではないもの、死は常に隣り合わせにあるもの、それを地震の多い日本では伝えやすいテーマなのかなと思った。そして行ってらっしゃい、行ってきます、色んな人達の思いで扉を通る人々の時間が、扉の向こうには存在するのだと思った。行ってきます、その一言を通って扉の向こうへ行った人に会うのはもうそれで最後になる可能性もあるということ、つまりそれが死は常に隣り合わせにあるということなのかと思い、よくできてるなぁと勝手に思った。
だけど新海誠ならではの、2人の思いが重なるところとか、もう少し楽しみたかった。そうたさんとの関係に少し疑問を持つ部分がありすずめに感情移入しずらかったので。今回も、映像もすごく綺麗だったしRADの音楽良かったです。
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