劇場公開日 2022年11月11日

「サスペンス特有のスロースタート」すずめの戸締まり 冥さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5サスペンス特有のスロースタート

2022年11月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

【イマイチなところ】
・前半の没入感が微妙
→次から次へと新しい伏線や設定が出てくる

・主人公をあまり好きになれない
→特に前半は、良くも悪くも子ども
(過去が判明した後はかなり好きになれる)

・万人受けはしない
→設定が複雑で子ども向けじゃない。地震の描写がリアルでかなりキツい

【良かったところ】
・設定がめちゃくちゃ凝ってる
→考察の余地が沢山あり、何度も見返したい
(名作ホラーゲームの「Cat in the Box」を思い出す)

・圧倒的な背景と音楽
→これだけで見る価値あり

・サスペンスとしての面白さ
→ジャンルが”サスペンス”となっている通り、「君の名は」「天気の子」と比べ、あっと驚く展開が多い。途中で何度も伏線回収がある。緊張感のある展開も多い

・心情描写が良い
→主人公の過去の心情描写がとてもいい。
前半では好きになれない主人公も、過去が明らかになった後はかなり好きになれる

・メッセージ性の強さ
→作品の芯の部分がしっかりしている。泣ける

【まとめ】
サスペンスに主軸を移した。少し年齢層が高くなった
ただそれだけに前半は準備段階で、あまり楽しめない。
しかし駆け上がるような後半は圧巻!!見て損はない。オススメ!

冥