「かつての人々の営みを想いながら扉を閉じる」すずめの戸締まり 千田寛仁さんの映画レビュー(感想・評価)
かつての人々の営みを想いながら扉を閉じる
かつての人々の営みを想いながら扉を閉じるということに、哀悼を捧げる的な何かを思わせた。新海誠って人の中で「家族」とは、親族を指していうのではなく、「世間」であるように感じるのは私だけだろうか。震災ネタは、現地の方々にとって心苦しいのではないか。かつて、震災の後、傾聴ボランティアに向かった。政府に対して、被災者が生活できるだけ多くの資金を迅速に布ばるべきだと進言したが、結果はどうだろうか。為されていないように思える。所詮役人になるべきでない人間たちが政治家や公務員をしている。震災に備えることが大切であると思うとともに、あの火の海となった街の風景は、実は、今普通に生活している人々の生活が、火の車であることを表しているとするならば、それは私の考えすぎと言うものだろうか。毎回思うんだが、新海誠の物語の恋愛に至る経緯がなんだかチョロすぎる、お粗末に感じる。無駄に恋愛をテーマにしているようで、流行る要素を研究して無茶苦茶に集合成しているのではないかと思う。「君の名は」が最高作で、その他諸々は駄作であると思われる。
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