TELL ME hideと見た景色のレビュー・感想・評価
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hideファンじゃないのに!
2022年劇場鑑賞155本目。
hideのファンとかでは全く無く、正直あまり食指が動かなかったのですが、亡くなったアーティストの取り残された周りの人々を描くという物語には興味があり鑑賞。
hideの実弟であり、生前パーソナルマネージャーをつとめていたひろしさんが主人公で、幼少期からなんでも出来る兄と比べられてきた過去から、自殺前日の様子を描き、その後みんながどうしていったか、世間の反応はどうだったかと続いていきます。
よく金儲けが悪みたいなことを言う人がいますが、需要に供給するのは逆に善だと自分は思っています。なんにも考えないで供給を断つようなことを言わないで欲しいと思いました。
アルバムやツアーを取り仕切る社長がめっちゃ声がいいので声優でもやればいいのにね!(演 津田健次郎)ああいうクール系の人が見せる熱い面にはグッときてしまいました。
そして終盤のツアーシーン。ここで自分号泣してしまいまして、hideファンじゃない自分でここまで泣けるなら、ファンの人はこの映画見たら失神しちゃうんじゃないかと心配です。
映画にしてくれてありがとう
映画開始してhideが歌い始めた瞬間、涙が止まらなくなった。当時を思い出して懐かしくて、切なくて。
当時、ROCKET DIVEを聴いて「この曲なんだ!?!?」と大興奮した、ただのイチファンです。3連続リリースだって!次はどんな曲だろう?とワクワクした後の、あの混乱と悲しみの時期のことをよく覚えてます。
そして今回この映画を観て初めて、身近なメンバーやスタッフ、家族の喪失感に気付くことができました。遺された人たちの苦しみ、葛藤、それでも前に進もうともがく姿に胸を打たれます。
後半ずっと涙が止まらなかった。こんな泣けたのは、当時を知ってるせいでしょうか。hideちゃんを知らない人が観たらどう感じるか分からないけれど、少なくとも彼の音楽は知らない人にもぜひ聴いてほしいです。特に圧巻のLIVEシーン、映画館の爆音で聴かないと勿体ない!! 古い映像と新しい映像を織り交ぜても違和感なく、目の前でLIVEを観てるような臨場感がありました。
ドキュメンタリーではなく劇映画として形にすることに葛藤も様々あったかと思いますが、当時のイチファンとしてはあの頃の悲しみを昇華してもらったような晴れやかな気持ちです。
映画にしてくださって、ありがとうございました。
hideが遺したもの
1998年に急死したhideの遺した楽曲をファンに届ける為に奮闘する弟とhide with Spread Beaverのバンドメンバー達の姿を描き!楽曲発表の裏に隠された物語やネットでの誹謗中傷、苦難や苦境。hideが弟に託した想いや幼き時やhideが初期に行っていたサーベルタイガーなどのバンドも見れて、hideファンからしたら歓喜ものであり、実際に今まで何年も彼の楽曲を聴き今なお色褪せない楽曲とそこに存在するかのようなhide圧倒的なカリスマ性な存在感はやはり唯一無二といえ、彼が弟と一緒に見たであろう未来を見据えた世界観とやりたかったライブはラスト見ているこちら側がコンサート会場で間近に観客になったかの様な気持ちさせられ、この作品を見ることでまた更にhideのことが大好きになった。
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