「モンスターと同等に気持ち悪い男たち」シャドウ・イン・クラウド せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
モンスターと同等に気持ち悪い男たち
第二次世界大戦中、極秘の任務を抱え連合国空軍の爆撃機に乗り込んだ女性兵士ギャレットが空の上でとんでもないモンスターに遭遇する話。
単純にモンスターを楽しもうとしてたら割とフェミ色強めの話だった。ギャレットに対する男達のしょーもなく気色悪い言葉は、みるも気持ち悪いモンスターそのもの。ガラスにへばりついて、トゲトゲの沢山ついた舌をべちゃ〜ってやってくる気色の悪さ。あなた達の下ネタこれぐらい気持ち悪いよって言ってるように見えた。
この冒頭の数十分で相当ヘイトが溜まるんだが、それを後半気持ち良いぐらいに発散してくれて良い(いかにもB級感の演出含め)。しかもそのヘイトを全てモンスターへの攻撃で解消させるのが上手いなと思った。本当は乗組員ほぼ全ての男に同じぐらい拳入れたかっただろうに(笑)
でもめちゃくちゃ残念だったのが、人が逆さ(飛行機の下から出てくるとか飛行機が180度回転する)になるシーンを同じようにカメラも回転させるなよってとこ。そもそもあの動きは理論上おかしいのに、カメラまで人と同じ向きにされると全然大変さ伝わってこないから! せめてカメラは固定させて人を逆さで映してくれ〜
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