「彼と同じ時代を生きられていることが希望でしかない」ニルマル・プルジャ 不可能を可能にした登山家 ユリさんの映画レビュー(感想・評価)
彼と同じ時代を生きられていることが希望でしかない
"誰か1人にでも自分が希望を与えられるなら
世界に希望を与えられる"
自分の道を信じ、想像もできないような努力で
創造的な自信を身につけた彼だからこその
言葉に胸を打たれた。
普通なら、
"世界に希望を与えられなくても
誰か1人にでも希望を与えられたら"
と考える方が自然だろう。
これでも充分立派なのだから。
そして彼の奥さんの肝の据わり具合に
彼の奥さんのドキュメンタリーさえ
みてみたいと同じ女性として感じた。
圧倒的ヒーローの彼であるが、
誰しも心にヒーローがいるはずだ。
わたしにも映画をみていて頭に浮かんだ存在がいる。
ヒーローとは別に1人でなくてもいい。
その時その時の場面に合ったヒーローがいたっていい。
だがこの作品を通して感じたことは
自分も誰かのヒーローであると信じて、
行動し続ける強い気持ちが大事なのだということ。
心が折れそうになった時にまた観たい。
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