ニルマル・プルジャ 不可能を可能にした登山家のレビュー・感想・評価
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世界で最初にサガルマータに登ったのはテンジンさ!
アンナプルナ
ダウラギリ
カンチェンジュンガ
サガルマータ
ローツェ
マカルー
ナンガパルバット
ガッシヤーブルム1
ガッシヤーブルム2
K2
ブロードピーク
チョ・オユー
マナスル
シシャパンマ
『人生一度きり楽しもう』
『多くの人達が忘れているだろうが、死は日々近づいている。人生は不条理。でも、熱意や喜びに満ちた人生にするんだ』
さて、『僕なら一ヶ月で14座登れるぜ!ヘリコプターで14座に着陸すればね。』
さてさて、そんな事言えますか?
しかし、
『宇宙飛行士』なんてそんな者。つまり、ヘリコプター使って『登頂した』と言っているようなもの。宇宙なんて、人に連れていって貰う。金がなくとも、猿や犬、金があって猿みたいな顔していればいける。
自分の為に自分の力で登らなけりゃ(行かなけりゃ)。
この映画の評価ではなく、ネパール人の彼を評価したい。ながらく、サガルマータをエベレストと言ったりチョモランマと言ってきた。彼はネパール人として、それを締めくくった。
パイオニアワーク的にはラインホルト・メスナーにはかなわないけど、アルパイン法は無視しても、彼のこの偉業は凄い。たぶん、次の彼の目標は七大陸最高峰を、最短登頂だろうな。
彼は登山する理由を色々と語っている。しかし、彼に取って登山が楽しい事と、楽しい事をやって有名になれて、何でこんな簡単な事みんな気づかなかったのかなぁって言う優越感があるからだと思う。彼のこのプロジェクトを聞き、メスナーは悔しかったに違いない。『何で気づかなかった!奴にやられた』ってね。
やっぱり、ニルマル・プルジャはかっこいいよ。
晴天時の様子は分かる!!
「ナンガ・パルバット」、「K2ボトルネック」、「アルパイン法」等と言われても普通は良く分からないと思いますので、ある程度の知識と興味が必須だと思います。悪天候の映像はほぼ無く、雪崩、食事や睡眠、遺体の映像等も無いので、言葉ばかりで何が凄いのか分かり辛い部分があると思いますので、あくまで資料映像のような感じではないでしょうか。
彼と同じ時代を生きられていることが希望でしかない
"誰か1人にでも自分が希望を与えられるなら
世界に希望を与えられる"
自分の道を信じ、想像もできないような努力で
創造的な自信を身につけた彼だからこその
言葉に胸を打たれた。
普通なら、
"世界に希望を与えられなくても
誰か1人にでも希望を与えられたら"
と考える方が自然だろう。
これでも充分立派なのだから。
そして彼の奥さんの肝の据わり具合に
彼の奥さんのドキュメンタリーさえ
みてみたいと同じ女性として感じた。
圧倒的ヒーローの彼であるが、
誰しも心にヒーローがいるはずだ。
わたしにも映画をみていて頭に浮かんだ存在がいる。
ヒーローとは別に1人でなくてもいい。
その時その時の場面に合ったヒーローがいたっていい。
だがこの作品を通して感じたことは
自分も誰かのヒーローであると信じて、
行動し続ける強い気持ちが大事なのだということ。
心が折れそうになった時にまた観たい。
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