「ストーリーに消化不良。」バブル ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーに消化不良。
荒木監督、脚本・虚淵玄、キャラデザ・小畑健。
スタッフのメンバー見る限り期待大で、公開を楽しみにしていた作品。
感想。
アニメーションがきれい。
パルクールのシーンの疾走感と臨場感が良い。
終末感漂う世界観もあって素敵。
…なのだけど、ストーリーがひと昔まえのセカイ系美少女アニメっぽいというかなんというか…。
令和の今このストーリーだと新鮮さがないし既視感がすごい。
観終わってみて、決してつまらないわけではなかったのだけどそこが残念…。
ウタは可愛いけど、キャラクターも全体的にイマイチ魅力が足りなかった。
というかあの敵チーム(電気ニンジャ?)は意味ありげに登場した割に特に本筋に絡まなかったし、マコトさんのヒビキに対する立ち位置もよくわからなかったし、登場人物たちの描写不足を感じてしまう…。
せっかくのオリジナルアニメーションだし、もう少しひねったストーリーが観たかったなあというのが個人的な印象。
というか「君の名は。」が大ヒットしてから恋愛系の劇場アニメーション増えたような気がするけど、プロデューサー・川村元気さん多すぎじゃないかしら。
中には良い作品もあるんだろうけど、なんとなく商業の匂いがして敬遠気味なんだよな。
本作も観終えてみるとその匂いを感じた。
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