「何が悪いのか?」バブル イナヅマゴローさんの映画レビュー(感想・評価)
何が悪いのか?
ポスタービジュアルが可愛らしく、気になっていた本作。ところが、公開してからレビューを見ると大変点数が低い。なぜなのか?それを知るため、あえて観に行った。
まず、ビジュアルやキャラクターの動きはとてもよい。パルクールがテーマでもあるので、その動きのここちよさは大変重要な要素。ここに不満はない。
つぎにストーリー。はい、そうです。ここが圧倒的にダメなのです。子供の頃に読み、すっかり忘れている物語であるが、人魚姫に絡めた切ないストーリーであるところは悪くない。ただ、人魚姫であるウタがそもそも何者なのかよくわからない。いや、その前に、バブルによって崩壊した世界の設定がよくわからない。
東京タワーでは一体何が起きている?
パルクール大会はなぜ開かれるように?
ウタとヒビキはいつ恋に落ちた?
そして、そのビジュアルに反して、キャラクターに魅力がない。
たくさん出てくるヒビキの仲間にも、特に見せ場はない。2人くらい登場キャラ減らしても特に問題はなさそうだ。
途中何度も寝そうになった。この先の展開が気にならないから。
映画は総合芸術と言われる。
物語、音楽、ビジュアル、演技演出…。
物語がいけてないというのはある意味一番しんどいなとおもてしまった。
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