「泡と渦の声を聞く 詩歌的物語」バブル コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
泡と渦の声を聞く 詩歌的物語
内容はディストピア的突如外因不明の泡に襲われる東京での主人公ヒビキとヒロインうたとの恋愛とこの世の破壊と再生の物語。好きな言葉は『にんぎょ』でアンデルセンの人魚姫を冒頭からやりますよと分かり易くしたつもりの流れが分かりにくくなった。『大丈夫!ちゃんと聞こえてるよ!』でウタがヒビキ始まる瞬間が詩的で美しかった。境遇や立場では泡の表現と2人の関係を示す映像表現が浅い様に感じた。メインの流れが一本通ってない為分かりにくくなって映像は物凄く綺麗なのに残念。終盤での願いが叶い泡と消えるシーンは生々しくて新しい表現の可能性を感じた。全体的に音楽と映像技術に特化した作品は映画館で見るべきものだなと感じた。脚本が分業してる為か?!メインのスジが分かりにくくなってしまって専門的になるのは残念でした。良いハッピーエンドで終わるのに最後の演出の過度さは個人的に好きではありませんでした。美しい画像と音楽は凄い!!
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