「驚異のバブル空間へ挑め!」バブル Y Kさんの映画レビュー(感想・評価)
驚異のバブル空間へ挑め!
個人的に大好きなクリエイターさん達ばかりの製作陣でとても期待していた作品です。この度試写会に当選したので、観させていただきました。
感想
とても楽しい作品でした。とにかくど迫力なアクションシーンの連続で一気に引き込まれました。また、これまでの荒木監督作品にはあまり無かったラブストーリーがメインの物語構成は素直に感動しました。
・物語構成
虚淵脚本らしい重たく救いのない物語、とはならず重たい要素はありつつもどこか優しく見やすい物語になっていました。
今作のモデルは人魚姫という事で察してはいましたがやはり・・・という切ないラブストーリーとなっていました。
個性豊かなキャラクター達の陣取り合戦は手に汗握る物語展開でとても楽しかったです。
・アクションシーン
今作一番の期待はやはりパルクールのアクションシーン!縦横無尽に動き回る各パルクールチームのアクションシーンと、それを追尾する迫力のカメラワーク。あまりのど迫力さにアクションシーンには終始開いた口が塞がりませんでした。
本編前のインタビューでもキャスト陣、監督が仰っていた通りこれまで素直にかっこいいアクションとは異なるどこか儚さを感じる新しいアクションシーンになっていたとも感じました。特にウタのパルクールシーンはその演出が多くされていたと思います。
・音楽
澤野弘之さんの音楽は流石の迫力で一気に世界観に引き込まれました。今回はカバネリに近い曲調の楽器が一部ありましたが、基本的には優しく明るい楽曲の印象を持ちました。特に、ヒビキとウタの登場場面の曲はとても爽やかな感じがして新しいと思いました。
また、りりあ。さんの歌唱シーンは心の奥底に刺さる優しい歌唱シーンばかりで特に感動しました。
・キャラデザ
小畑健先生の作画が大好きなので、キャラクターのアップシーンをが出る度に感動してしまいました。
総評
期待以上に楽しいアクション×ラブストーリー作品。
Netflix配信、劇場公開が始まったらまた観たいと思いました。