「母と息子」百花 アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
母と息子
認知症を発症した母親と、結婚してもうすぐ子供が生まれる息子の物語。大晦日に息子の帰りを待っている母。息子を見て思わず抱きつく母親から、さっと離れる息子。晩御飯も途中で奥さんからの電話ですぐ帰ってしまう。せめて一晩泊まってあげればいいのに、、、とおもった。
でもだんだんと話が進むにつれ、母親が過去に息子を1人置き去りにして男と駆け落ちしていた事実がわかる。息子が1人になってしまうことがわかっていて、おいていくなんて、、、酷い母親だ。そんな過去があるのに、たまに会いいく息子、なんて優しいんだ。
老いてどんどん忘れていく母とどう向き合うのか、母が半分の花火が見たいと言うけど、半分の花火がなんのことなのか忘れていたのは息子。息子だって忘れていることはある。
なんか色々と考えさせられる映画。
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