「半分の花火」百花 haginoさんの映画レビュー(感想・評価)
半分の花火
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予告見て一番見たかった映画でしたが、多分原作をまとめすぎて少し無理があるのかなとは感じました。
ちょっと物足りなさはありました。
母が認知症とわかってから、施設に入るまで早すぎる、、気がしました。
症状は人によるのかもしれませんが。
私の母がうつ病、認知症になって10年以上。訳のわからないことを言ったり、ぼんやりしたり、おしゃれだったのが、服も化粧も気を使わなくなったり、どんどん顔がキツくなって行きました。
多分自分でもモヤの中にいて、記憶もあやふやになってイライラするからなのかな。
映画でもそういうシーンはあって、リアリティはありました。でも過去のいい思い出の中に生きていて、幸せそうにも思えました。
母はなぜ泉を置いていったんでしょうね。そしてなぜ帰ってきたんでしょうね。不倫がバレたのかな。
それとも阪神大震災で住めなくなって帰ってきたのかな。それだとなんかずるい気もする。
年末、論文が終わらないなんて嘘でしょうね、、きっと家族のところに帰っていて、わかってたんだろうな。
そのいいところだけが記憶として表現されてたのかな。
原作読んでないからわからなかったけど、読んだらわかるのかな。
母に置いて行かれた記憶があって、ここまで母に渾身的になれるのかなあ?
子供の頃の寂しさから、母を求めるところはあるのかなあ?
日記見て吐くのはなぜ?女としての母を見たから気持ち悪くなったのかなあ?嫌悪感はわかるけど、吐くまでいくと違和感ありました。
施設に預けて帰るバスの向こうに見送る母のところとか、半分の花火のシーンは、なんだか温かいものを感じました。
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