「淡々。」百花 こまママさんの映画レビュー(感想・評価)
淡々。
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思ったより淡々とした映画でした。
親の認知症がリアルな世代だからかな、逆に私は感情移入できなかった。
この映画は、何が言いたかったんだろう。
泉と百合子は、いわゆる"普通"に幸せな親子ではなかったかもしれないけど、どんな人間でもどんな関係でも、"老い"はそれぞれに等しく訪れるし、"病"に侵される確率もまたみんな平等。
だから、恨み節もわかるけど、できるだけ"幸せな記憶"を大事にして生きていこう、ってこと?的外れかな?
百合子が泉への愛情を思い出すきっかけは、あの大震災じゃなきゃいけなかったかな…。
他の作られた事故や災害よりは、より多くの人がリアリティーを持って感じられるだろうとは思うけど、使い方がちょっと軽い気がしてなんか、気持ちがザラッとしました。
AIの歌手?とか出すんだから、もう完全に作り物の物語の方が、入り込めたかも。
泉が、幸せな記憶もあったことを思い出していくのが、救いでした。
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