ヒットマン　ザ・プロフェッショナル

殺しの稼業を父親から引き継いだ主人公が、殺しの目撃者にシンパシーを感じたことから巻き起こる騒動を描いた物語。

一風変わったクライムアクションです。
母親以外の人と交わることのなかった主人公が、目撃者の女性と交流することで関係を深める様子が良く描かれています。
また、母子関係も良いですね。息子を我がことのように思い、目撃者を排除しようとする母親。でも、最後には、目撃者を助ける為に死地に赴く息子を「ありがとう」と言って送り出します。この一言に母親の大きな愛情を感じ、切なくなりました。

ただ、やはり目撃者が潜入捜査官だったというオチには違和感を感じます。頑張って伏線を張っていますが、同じ先週捜査官に殺されそうな描写があるなど、伏線の張り方としても無理があります。
このオチは、少し欲張り過ぎのように感じました。

私的評価は普通にしました。

シンセサイザー？を使った効果音、BGMが随所にあり、ネオンや小道具まで一昔前のB級クライムムービーといった感じでどこか懐かしく感じる。母親と仲良く暮らす優しすぎるマザコンヒットマン。人質にした女性を好きになり、結局は雇い主のマフィアたちを殺すというのは分かりきったストーリーだったけど、ミアが警官だったとは。しかし、コナーとかは結局ワルだったのか、この辺りが良くわからなかった。母親キャシー・モリアーティが良い味出してた。

母親と暮らす殺し屋が主人公、依頼を受けてターゲットを殺すのだが、美しい目撃者がいた。
殺すことができず、拘束して家に連れてくる。
なかなか面白い。

たまにはフォロワーさんがあまり観てない作品を観てみようと思い、選んだのがこちらの作品なんですが…タイトルとは違いプロフェッショナルとは程遠いヒットマンのお話でした。

誰ですか⁈邦題つけた奴は（笑）

表向きの仕事柄(ガン・ショップ？もしくはシューティング？)銃の扱いは上手そうですが、その他は…。
もう少し身体を鍛えて、近接戦闘や追跡術、その他諸々勉強しないと一流にはなれなさそう。
その前に人が良過ぎて殺し屋には向いてないかも(*´ー｀*)

あと、プロなら残弾数くらい把握しておきましょうね♪

『ドント・ブリーズ』に出演していたダニエル・セヴァットさん演じる主人公のジョーイ、まだ親離れ出来てない感じがしますし(良く言えば家族想いなんですけどね)童貞感丸出しなんですが(良く言えばストイックかな)好感持てるんですよね。

タイトルからも分かるようにB級作品ですし、アクションを期待すると拍子抜けしてしまいますが、それなりには楽しめる作品だと思いますよ。