「緊張感が続くヒリヒリした世界観」ヘルドッグス まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)
緊張感が続くヒリヒリした世界観
ヤクザ組織の潜入捜査官と死刑囚の息子でサイコパスのバディがメインとあって、最初から最後まで緊張感が続くヒリヒリした作品。変なキャラクターや俳優がおらず、生真面目に作られた男臭くハードボイルドな空気感で世界観に浸ることができました。
アクションの迫力やカッコ良さはさすが。レーティングに配慮しつつ、ギリギリまで攻めていて気合いを感じます。
ただ、監督の他作品同様、台詞が全然聞き取れず、状況把握が困難なシーンが多々…。苦笑 これは相性だと思うし覚悟してたのですが、登場人物が多いので付いていくのが大変。
アクションに関してはカッコ良いけど遊び心というか面白みは欠けたかな…。スピーディーなアクションに終始した印象でした。
また、このテーマと世界観にしては、中途半端な気も。個人的にはあまり得意なジャンルじゃないので、このくらいの暴力描写で助かったのですが(笑)、R15までレーティングを上げてしまった方が演出の幅は広がったのではとも思います。
ちなみに、アクションが酷すぎる映画「バイオレンスアクション」と同じロケ地(多分)が出てきて、クオリティの差に笑ってしまいました。
岡田さんには今後も日本の貴重なアクションスターとして期待してます!
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