「早く渋谷で実物を見たい」フェルナンド・ボテロ 豊満な人生 kwmdさんの映画レビュー(感想・評価)
早く渋谷で実物を見たい
町山さんの解説を聞いてから映画を見たり、山田五郎さんの解説を見てから絵を鑑賞すると、作品の背景を知ることにより味わい深くなります。
このドキュメンタリーを見ちゃうと先に、背景を知ることになりますが。
ボテロの絵はどこかで見たことがあるのだけど、コロンビア人に有名な芸術家がいたなんて知りませんでした。
コロンビア人であるから、まず、スペインに渡り(おそらくスペイン語だから)、イタリア、フランス、ニューヨーク、あとメキシコに渡り、作品が進化していく。初めからパリに生まれていれば、こうはならなかったでしょう。
初期の作品は、よくあることですが、全く作風が違いますが、とても味わい深いです。私は素人ですが、いろんな時代のピカソの影響を受けていると思いました。
ボテロの家族が、子供たちを中心にたくさん出てきますが、基本的には親戚付き合いがあって、揉めてなさそうで良かったです。
アーティストの話では、酒・女・薬・借金で家族が崩壊する話が多いので(それはそれで、面白かったりしますが。)。
渋谷のBunkamuraでボテロ展をやっているわけですが、現物をますます見たくなりました。
どの世代のものが展示してあるかはわかりませんが。
そんなわけで、最近はお金がかかりますが、音声解説は借りるようにしています。
日本の駅前とかには、なぜだか裸婦のブロンズ像が謎のポーズをとっているのがおかれていたりしますが、公共空間にもっと多彩なアートが置かれて入れも良いのでは無いかと思いました。
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