クリフハンガー フォールアウトのレビュー・感想・評価
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山岳スプラッターホラーコメディ
ドロミテと言えば、ラインホルト・メスナー。
なんかこの映画でその聖地が汚された様だが、まぁ、スプラッターホラーコメディとして見れば良いのではないか。と思う。CGとスタジオ丸出しのトリック撮影はそれでも良いと笑える。もう一捻りあれば良かったなぁと思った。
まぁ、女性を上から見下すウマシカ男の自滅をデフォルメしているのだと思った。
閑話休題 ドロミテはロッククライミングとしては初級から上級までたくさんあると思っていたし、整備もしっかりして、ゴミ見たいなテントがぶら下がったままなんてないはずだ。
邦題が更にB級感を深めている。
【フリーソロで女性クライマーが愚かしき男達(特にリーダーの殺人鬼)に果敢に挑む物語。突っ込み処満載だが、ハラハラする映画。】
■ロッククライマーのケリー(ブリタニー・アシュワース)とソフィーは、ビックウォールがそそり立つアンテラオ山を訪れる。
実は、一年前のケリーの恋人ルカはケリーに結婚指輪を渡そうとしていたのだが、滑落死していた。
ソフィーは、同じロッジにやって来たジェシュ達と酒を呑むが乱暴されそうになり、殺される。ケリーはその場を写真に収めていた。
そして、ケリーも彼らに追いつめられ、岩壁を登って逃げようとする。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ストーリー展開は粗いし、粗暴なジェシュに逆らえない男達のキャラ立ちも悪い。
・だが、ジョシュがケリーの撮った写真を取り戻そうとするアンテラオ山の断崖絶壁での攻防はナカナカ見応えがある。
ー ケリーが亡きルカに教えて貰った振り子トラバースで、断崖絶壁を水平移動するシーンなど。-
・ケリーは厳しい岩壁の中に残されたテント(長大なロッククライミングの際には、途中で泊まるため空中テントを張る。)で休むが、男達が次々と降りて来て写真を得るために、交渉する。
ー ココも、突っ込み処でアンナに簡単に男達がザイルでテントのところまで降りて来れるというのが、実に安直である。-
<山男には、アンナ獣みたいな輩は居ないと信じたいが、ケリーとロープを伝って降りて来たジェシュの一騎打ちや、最後ジェシュが悲鳴を上げ乍ら岩壁を落ちていくシーンは、スッキリしたなあ。
そして、翌朝ケリーは見事に壁を登り切るのである。
今作、ハラハラするシーン等は良かったし、もう少し、上手く作れば良かったのになあ・・。>
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