デモニックのレビュー・感想・評価
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悪魔祓いものは我々日本人にはツマラン。
鑑賞後数日を経てほぼ忘れた。
悪魔祓いものに新風を吹き込まんとする意気らしいが、
悪魔祓いの話しは結局のところ我々日本人にはツマラン。
推さぬ。
デモニック
当時TSUTAYAの人気新作コーナーにあって、気になってレンタルで視聴。
なぜ母親が凶悪事件を起こしたのか?意識とつながる仮想空間に入り込み、真相を探るSFとサスペンスを融合した入りにグッと引き込まれました。
仮想空間はプレステ2~3時期のバイオハザードやサイレントヒルのようなテクスチャーで、ゲーム感覚で進んでいくシーンはワクワクしますが、悪魔登場の場面がピーク。
特にそれ以外見せ場が全くなく、何それ!といった感じで肩透かしを食らいます。
てか大量殺人を起こしていたのはただ悪魔に取り憑かれてたからって...何それ。
悪魔祓い系の映画だったんかーい!
最新のハイテク技術を用いて悪魔祓いをする神父の集団も、重装備をして行くぞー!って出撃するもバトルシーン一切なし。もはや「コンスタンティン」みたいなバトルを期待したのに...
何それ、そんなにローバジェットなの?ってガッカリしちゃったんですけど(・o・;)
とにかく何そればかり言ってしまう映画・・
でもそういう事。
アイデアは面白いが、いろいろ残念
「仮想現実上で、他人の思考に入り込む」というアイデアは面白い。
でもそのアイデアは活かせてないと思う。
なぜなら、実質「他人の夢の中に入る」ことと同じだから。
そこに「仮想現実」というSFっぽさは、正直あっても無くても良かった。
あとは、夢の中を可視化する目的が「場所を特定する」ことなんだけど、それは夢を可視化せずとも、その人の過去を洗えば簡単にできそうなんだが。スゴイ組織なんでしょ?もっと他の目的があった方が良かったように思う。
SFとオカルトの融合、って挑戦は面白いと思うが、いろいろ残念な作品だった。
ハイコンセプト
ホラーとして考えれば悪くないし、しっかり怖い。
夢の中を描くために新しい映像表現にもチャレンジしてたと思う。
ただ「第9地区」「チャッピー」のような含蓄というか
今日的なテーマ性は薄かったように思う。
ピークは中盤の、夜中にサムが訪ねてくるシーン。
あそこにはブロムカンプのセンスの良さを感じた。
悪魔祓いもデジタルの時代?
他人の意識の中にダイブするという設定は結構やりつくされてる。「リアル完全なる首長竜の日」や「ザ・セル」、夢の中へのダイブなら「パプリカ」、「インセプション」などなど。
本作はその設定にプラスしてエクソシストが絡んでくる。これは後半期待したが、そのしりすぼみ感たるや、まるで「第九地区」で華々しいデビューを飾り、その後は鳴かず飛ばずの監督自身とリンクしてるようだ。
本作は過去作に比べてかなりタイトな予算で作られてるのも分かる。制作会社に監督は試されたのだろう。これで起死回生となれば良かったがそうはならなかった。残念。
悪霊より怖いのはアンタだよ、カーリー。
カーリーって単純で考えなしで思い込み激しい分からずやだから取り憑いたら楽そう
カーリーにイラついたときほぼ必ずマーティンが私に代わって正論ぶつけてくれる。
まぁ、聞きゃしないけど。
サイバーホラー
電脳世界で悪霊と対峙するという新しいタイプのSFホラー。
ツッコめばかなりアラがあるけど結構面白かったですよ。
そういうツッコミには動じないという立ち位置の監督だからね。ごんぶとさんだね。
主人公の行動原理がもう無茶なんですけど、そうでないと映画が進まないジレンマ笑
ブロムカンプ監督の「人間とは?」というテーマ
これまでのニールブロムカンプ作品で統一されているのは、「人間とは?」というテーマ。
人の精神を持ったまま、身体がエイリアンやロボットになってしまっても、それは果たして自分なのだろうか、人間なのだろうかというテーマであったと思う。
それに対して今作は、身体はそのままに中身を何かに乗っ取られてしまったら?というストーリー。
母がある日豹変し、別人のようになってしまったら、その人を愛し続けることができるだろうか?
我々は相手の何を愛しているのか。愛していたのか。
この作品をただのスリラー映画として捉えるのではなく、そう言った視点で見るとやはりニールブロムカンプ作品の魅力にハマってしまうのでした笑
面白くなりそうなのに面白くならない
設定やSFっぽい世界観など、下地になっている要素は面白くて、監督らしく不穏で不気味な映像も興味を引かれます。
そんな序盤の期待値を超える事なく、最後までB級オカルトホラーの域を出ないまま終了…。予想外のことは何も起きないまま、ぬる〜っと終わってしまいました。
「もう助からない」と自分で言ってる人がめちゃくちゃ長く説明台詞を話す等ツッコミ所はもちろん、悪霊(?)のビジュアルも既視感があるものだし、仮想世界と現実といった設定も相俟ってストレンジャーシングス味も強く、全体的に新鮮味もありませんでした。
かなり期待外れで残念。
設定は面白い
あのニール・プロムガンプがホラーか・・・と当初は気になっていたものの、いつしか存在を忘れ、それが「未体験ゾーンの映画たち」で公開された際には少し驚かされた。驚いた理由は大作を手がけてきた監督の作品がこんなB級映画祭で扱われていたからだ。
本作はSFとホラーのハイブリッド映画の様で、大量殺人を犯した母親の頭の中に侵入してその心理を暴くという、一見クリストファー・ノーラン監督の「インセプション」を想像してしまう内容の作品である。だが、頭の中に入る際に仮想空間の様な描写となり、主人公含め映像が一昔前のゲーム画像のような状態となる。(プレステ2時代のグランド・セフト・オートの様)劇中でも主人公の体を3Dスキャンするシーンがあるのだが、本作でも実際にそれで製作されたようだ。この辺のシーンが妙にリアリティがあるのはいくら低予算ホラーと言えども監督のこだわりだろう。
この様に冒頭ではだいぶ引き込まれたのだが、後半に行くに連れて低予算の縛りを感じる様になる。その割にはかなり大規模なストーリーとなっていく為、SFアクション好きにはたまらない戦闘シーンがあるはずなのに描かれていないという残念なポイントがある。戦闘を準備して向かっていき、暗転して主人公らが後を追うとフルボッコにされた武装集団がいた・・・という内容だ。
タイトルの「デモニック」から分かる様に、悪魔の仕業だったという展開を向かえるのだが、終盤になるとあれだけこだわった仮想空間も大きな広がりを見せず、ただのB級ホラーで幕を下ろしてしまったのが残念でならない。イマイチ監督の魅力を感じず、ファンとしてはやや物足りない。それほど恐怖シーンも無い為誰でも観れるホラーなのは好印象であり、ちょっとユニークな悪魔の登場シーンもある為そこら辺には注目してもらいたい。
タイトルなし
ホラー映画として見ればなかなか良かった。
武装したエクソシストのバトルを見られたらもっと満足できたと思う。
それはそうとしてニール・ブロムカンプという冠詞がつくと話は別で、監督諸作品にある見ている人間の気持ちが追い詰められるような独特の感覚を味わうことはできなかった。スラム街が出なかったのも残念。
エイリアン、ロボットの次は悪魔ですか。
「第9地区」「チャッピー」を撮ったニール・ブロムカンプの映画ってことで見てきましたが…前半は眠すぎて失敗したか?と思ったが後半は盛り返し。それでも、ニール・ブロムカンプなの?それっぽい感じもあったけど、これは失敗したかな(ごめん)
人工DEATH13
意識不明の母親の脳信号から作り出した仮想空間に娘の脳信号を落とし込み、彼女の話を聞きにいった娘が不穏な事態にハマって行く話。
疎遠だった母親が意識不明の状態にあると聞かされた娘のもとに、研究所から連絡が入って、母親にモンクを言いたい娘が治験に協力し巻き起こっていくストーリー。
とりあえず、主人公は人の話は聞かないし、自己中だしなんなんだ?という様な始まりから、母親がおかしくなった経緯が語られ行く展開で、サスペンスかと思ったらホラーですか?…と思ったら研究所の人達着替え始めちゃって、まさかのアクション!?
なかなかユニークな設定と展開で、見かけ倒しで何してんの?なヤツもいたりしたし、結果あまり意外性はなかったけれど、何だかゲームを映画化したかの様な感じ。
もっと派手にしたらもう少しは面白くなりそうな感じもするけれど、そんなつもりはなさそうな作風で自分にはあわなかった。
マーティン、いくぜ!!
過去に大犯罪を起こしてしまい絶縁していた母が昏睡状態に。謎の医師に頼まれ、脳内の仮想現実に入り込み母を呼び戻しに行った娘のカーリーが見たものは・・・といった物語。
ジャンルはホラー?或いはちょっぴりSFでしょうか?
本作は悪霊という非現実なモノと、仮想現実という近い未来に実現しちゃいそうなモノが上手く融合された印象。
中盤まではホラー色が強く、後半はまさかの急激な方向転換!!スコープには流石に笑いそうになった(笑)
ちょっと色んなものがごちゃまぜにされてる印象もあったが、スリルもあればミステリー感もあったし、ワタクシには非常に面白かった。
ホラーやSFなので何でもアリっちゃあその通りなんだけど、母親がカーリーに来るなと言い続けたことや医者達が何故カーリーを仮想現実に送ったかなどの理由はストーンと落ちてきて爽快だったし、単純にこのジャンルの融合はとても好みだった。
そして今回も出逢ってしまった!
マーティンはお気に入りキャラですね!
つきまとう男なのかと思った序盤から実は良い奴、からのちょっと怪しく見えたりして最後は「いくぜ」ですよ!
推さずにはいられない(笑)
今日は未体験ゾーン3連発でしたが、期待していた前半2作品が微妙だった代わりに、それほど期待してなかった本作が1番の掘り出し物だった。
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