「大事な誰かのためにみんな闘っている」アキラとあきら ねねこさんの映画レビュー(感想・評価)
大事な誰かのためにみんな闘っている
大好きな推しが出ているので母娘でとても楽しみにしていた作品!
とりあえず原作を途中まで読んでからの参戦。子ども時代の二人はわりとたっぷり書いてあったのだけど、映画ではそこはサラッとなぞる程度になってるので、原作読んでからだとより二人の子ども時代の対比ができるかも。
俳優さん達はどの人も個性的で味があって演技が上手。銀行の話だから難しい専門用語が出てきて、字で読まないと漢字変換できないのもあったわ。粉飾決算という言葉をこの本で覚えた私。
そもそも会社の会計なんて全くわからないし、数字に弱いので何がどうなってるのかよくわかんないとこもあったけど、安心してください。
そんな私でもこの映画は面白く観られるし、本も面白く読めます。
なぜなら根底にあるテーマは人情だからです。多分!
人柄が対照的な二人のあきらだけど、それぞれの生育歴による性格形成で、本来は似てるとこが多いんじゃないかと思う。
家族がどちらもすごく大事だし。
大事なものを守るために頑張るイケメンたち、かっこよかったです。
なによりイケメン二人がスーツ着てバリバリ仕事してるのをみて悶えない女子はいない。
眼福でした。
色んな人が大事な人のために頑張っていて、うるっときます。
高校1年生の娘と観たのですが、娘の感想は私も頑張らないといけないな、でした。
監督は若い人たちに観てほしい!とおっしゃってましたが、その意味がよくわかります。
若者達よー、是非とも時間のある夏にこの作品を観て未来の自分を想像してみてください!
たしかに!
始まりと終わりに二人の出会いは宿命、を匂わせていたのをこちらのコメントで思い出しました。
私は二人のアキラの生い立ちからの人間の性格形成にものすごく興味がいったかも知れません。
本当に観る人によって見方が違うのが面白いですね。
主要テーマを宿命論によせ過ぎでしたが、実は、仕事とは?という素朴で深いテーマについて、見た人それぞれが自分を振り返るきっかけになるようないい映画でした。