灰色の壁 大宮ノトーリアスのレビュー・感想・評価
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因果応報
何気ない一言で人生が狂った男の物語。
吐いた唾は飲めないし、日頃の行いや周りの人達に対する接し方も重要だよな。
大抵実話を映画にするといまいち盛り上がりにかけるんだけど、ここまで見やすい映画にするって凄いと思う。もちろん脚色はあるだろうけど。
前半は低空飛行、オープニング曲への入り方は好き。出所後のお礼参りはトントン拍子過ぎて微妙だったが、最後の散髪のシーンが冒頭の断髪シーンと対比になってて良かったな。
主演の奥野は正直いまいちだったが、脇を固める吉村、後藤、木田の3人と部屋長役の高橋が良かったな。特に木田の自然な演技と高橋の狂気を感じる演技が良かった。
アウトロー映画の良作
一言の重み
これがリアルな物語かと思うと更に興味深い
凄く楽しめました
実話を元に描いたドラマではあるものの・・・・・・・
暴走族総長から一転して少年刑務所に収監された青年の実話をもとに描いたドラマという事ではあるが、ストーリー、個々の設定共にちょっと無理があり過ぎるように思えてならないのは自分だけであろうか!?
実話を元にしているのであれば、よりリアル感を持ってストーリー構成が為されるはずだと思うのだが・・・・・・・・
例えば暴力団対策法があるとはいえ、893の追い込みがこんなに甘いものであろうか? 残した家族が何の援護も無く、こんなに普通に生きていけるものなのか!? 893と警察の癒着が暴露されているにも拘わらず、こんなにあっさりとたいしたお咎めも無く済まされる等々、ツッコミどころ満載で、少々拍子抜けしてしまった。
主人公・吉田正樹演じる奥野壮の奮闘ぶりには一目置くものの、多少デフォルメしてももう少しドラマティックな展開を期待したのは自分だけであろうか・・・・・・・!?
甘口すぎない不良の生き方。
浅はかな人にはついていっちゃダメ
埼玉県の暴走族の抗争から、放火の教唆で刑務所に行った男の話。
1993年岩槻で勢力争いを制したグループのリーダーが、OBとなった98年に後輩のトラブルの面倒をみたことで巻き起こっていくストーリー。
ハメられたって言えばそうだけど、やったことというか言ったことや、そういう空気や関係を作り上げていたことも事実な訳で、警察のやらかしは一人だけ捕まったってところだけですね。
面会での説明ゼリフでは理解していた様にみえたけれど…。
オープニングタイトルまでの件、刑務所の件となかなか面白かったし、その後の流れも個々にみると面白いのだけれど、そうなるなら刑務所の中の件は丁寧過ぎるし、最後に急に流れを戻されても感動なんか出来ないし。
パート毎にみればかなり面白かったけれど、ちょっと空気感が行ったり来たりでチグハグな感じがして、何をメインにみせたいのか、イマイチ釈然としなかった。
奥野壮がカッコよかった
暴力団・青葉会が支配する大宮で、暴走族たちが抗争を繰り広げていた。県内一の勢力を誇る桜神會の吉田正樹(奥野壮)は、青葉会とグルの警官に嵌められ、仲間を助けるためひとりで放火を指示した罪で自供調書にサインして刑務所に送られた。正樹が居なくなったため、桜神會のメンバーは次々と青葉会に取り込まれ、妻さゆり(紺野彩夏)や娘も金を巻き上げられてしまい苦労している事を知った正樹は、一刻も早く出所しようと模範囚になり1年早く仮釈放となった。そして裏切り者たちにおとしまえをつけようとする話。
相手の思いも考えず自分だけの思い込みで行動するなというメッセージが有り、生き方について考えさせられる良い作品だった。
実話ベースのフィクションらしいが、正樹役の奥野壮がカッコよかった。
刑務所の看守役の陣内孝則と妻役の紺野彩夏は普通に良かった。
刑務所で4人部屋の690番が残念!の波田陽区に似てて、憎らしいほどの悪役が名演技で良かった。
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