「歌の演出がイマイチ」ONE PIECE FILM RED みーさんの映画レビュー(感想・評価)
歌の演出がイマイチ
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ゲームストーリーを観ているような映画だった。
ラスボスの倒し方が現実と夢の中との同時攻撃とか、ゲームじゃんと思った。
ウソップが親父と同化しているシーンは、なんでここで親父と出会わせてしまうのだろうと思った。同時攻撃のために心が同化できるキャラが必要だったのかもしれないけど、ウソップは初期から見てて思入れがあるから勝手なことを言うと親父との再会は別の機会にもっと丁寧に描いて欲しかった。
まるでワンピースのパロディアニメを観ているよう。本家なんだけど、ワンピースってこんなティストだったっけ?という気分にさせられた。
ウタのライブシーンは、本当に1発テイクの生で歌ったものを収録してほしかった。バリバリCD音源のようで、ライブ感がなかったので、観ていてミュージックビデオのように見えてしまった。だから収録する時に、ライブをしている感じで音源を収録していて欲しかった。お客さんの声もなく臨場感がないというか、ウタの声しかなかったのもそうさせたのかもしれない。例えばこれが実写だとしたら同じように違和感があると思う。ちょっと間違えても良いし、ちょっと絵と合わなくても良いから、だってそれが、ライブだと思うから。歌を大切にしたいのならそのくらいの覚悟で演出して欲しかった。
アナと雪の女王は本当にエルサが歌っているように見えたけど、なんで今回はそう思えなかったんだろう。本当にウタが歌ってると思えなくて。だからなんか、Adoさんが歌っているものにアニメが乗っかってる感がして、チグハグした。そこがもっと上手くできなかったのかなと思ってしまった。それが出来たらウタの声が伝わるもっと心に響く作品になっていたと思う。
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