「みんなで幸せに暮らすとは」ONE PIECE FILM RED からあげクンさんの映画レビュー(感想・評価)
みんなで幸せに暮らすとは
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周りの人が皆絶賛していたため期待してアマゾンプライムで視聴。
前半だけだとストーリーの浅さにうんざりしてしまうが、後半からはそれなりに話に重厚感が出てきて面白かった。
ウタの言う「みんなが幸せな世界」に対して「それは自由とは言わない」とルフィが反論する。
この対立を上手く表現できていれば、もっとメッセージ性のある映画になったのかな、と思った。
あとやはり分かってはいたものの、使用楽曲が多すぎるのが気になる。
「sing」なら音楽たっぷりなのも分かるが、「ワンピース」でこんなに沢山歌唱シーンが出てくるとは思わなかった。
戦闘シーンの演出もあまりピンと来なかったし、ルフィ側の攻撃でウタの持ち歌「新時代」が流れるのも意味がわからなかった。
さすがに最後は衝撃的だったし悲しいとは思ったけど、でも自分で蒔いた種だしなぁ、うーん。といまいち浸れなかった。
ワンピース本編は、譲れない主義と主義のぶつかり合いだとか、理不尽に立ち向かって弱者を救済するとか、胸の熱くなるような話だった気がするので、やはりウタが「新時代」を築こうと思った動機をもっと丁寧に描いて欲しかった。これに尽きます。
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