「設定を盛ったため話のテンポが悪く映画の中盤は退屈」ONE PIECE FILM RED ガーさんの映画レビュー(感想・評価)
設定を盛ったため話のテンポが悪く映画の中盤は退屈
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最初のウタのライブシーンと最後の赤髪海賊団の戦闘シーンは面白かった。
映画の中盤は退屈だった。まず、回想シーンと説明シーンが多く話のテンポが遅い。これは設定を盛りすぎたことが原因だと思う。ウタとルフィが昔からの友達、シャンクスの娘、ゴードンに育てられた、ウタウタの実の能力、トットムジカなど回想や説明ばかりで物語が動かないから盛り上がらない。終盤にシャンクスが来てからやっと物語が動きだす、ここからは面白かった。
それまでは、ウタワールドのなかをぶらつきながらウタの回想とウタウタの実の能力の説明など物語が動くまでの下準備、これがまあ長い。設定を盛りすぎてしまったために観てる側に知ってもらわなきゃならない情報が多過ぎてテンポが悪くなったんだと思う。
だから、この設定でやるなら中盤で一つ山場を作って欲しかった。ウタを説得できたと思ったら実は裏でウタを利用してた黒幕が現れるとか、そんな単純な物でいいから話を大きく動かして欲しかった。その黒幕がトットムジカでエレジア滅亡の真実を知ったウタの弱った心を利用したとかなんとか……、すいませんこれは僕の妄想です。
まとめると設定を盛りすぎて、回想と説明シーンばかりで話のテンポが悪かったので、中盤に物語の山場が一つ欲しかったです。最初と最後が面白かっただけに残念だった。
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