「【長文】俺が考えていた最高に王道な展開から遠いいいいいい」ONE PIECE FILM RED やっちさんの映画レビュー(感想・評価)
【長文】俺が考えていた最高に王道な展開から遠いいいいいい
シャンクスが前面に出てくる広告、”赤髪が導くフィナーレ“のキャッチコピー!予告PVのシャンクスの娘らしきウタ。本誌も最終章突入という事で否が応でも上がる期待。普段はワンピースの映画は劇場まで足を運ばないのですが、今回ばかりは劇場で見たくなり、足を運んでみました。上映開始して早速Adoさんの新世界が流れ、これからの展開に期待が上がります。しかし鑑賞を進めていく内にあれ?あれれ??なんか違和感があるなと、しかも違和感ポイントが結構ある。私はその違和感ポイントを踏んでいくうちにどんどん白けてしまい、最後の戦いのシーンまで“正直これは微妙すぎる”の感想がずっと頭に浮かんであまり楽しめませんでした。(ただ最後の戦いのシーンは良かった)以下に違和感ポイントを書いていきます。あくまで私個人の感想ですので悪しからず。
違和感ポイント①曲パートが多すぎ&PVすぎぃ!
要所要所でAdoさんと著名な作曲家やミュージシャンとのコラボ曲が流れるシーンがあります。曲が流れるのは良いんです。シーンに合っていれば盛り上がりますし、開幕一発目の新世界はテンション上がりました。ただとにかく曲数が多すぎる。基本曲が流れている間、絵は動いているのですが曲メインであるためセリフはほぼありません。よってストーリーの進行がありません。そうすると“曲が始まる”→“「あぁ、この曲聴き終わるまで話進まねぇな」“となります。しかもそれが結構な頻度でやってきます。曲自体もそんなに短くはないため、余計に曲のPV見てる感が強くなってしまい、曲が流れるシーンが来るたびちょっと苦痛を感じました。(あと若干声のAdo味が強い笑 いやAdoさんが歌ってるから当たり前なんだけど)
違和感ポイント②ストーリーに関して
これに関してはもう愚痴です。余りにも私が想定していた展開と違いすぎました。自分が予想した展開と違うなんて当たり前ですが、(てかそうじゃないと面白く無いですが)今回は最終章開始の記念的作品。こんな展開だったら嬉しいなという私的な願いはあまり叶いませんでした。
②-1 序盤から思ってたんと違う
序盤ウタを攫う為に迫り来る敵を麦わら海賊団がカッコよく倒していくのかと思いきやまさかの歌で武装笑 あぁ、普通に戦える娘なんだねぇと思っていたら1人で全員ボコボコにして、まさかの麦わらの一味をも全員捕縛。普通に強すぎぃ&まさかのウタが敵展開で既に私の想像と真逆方向へ
②-2 ウタはシャンクスの実の娘じゃない
終盤でわかりますが、ウタはシャンクスの実の娘ではありません。???えっ??娘じゃないの??・・・・いやいやいや、それは無しでしょおおお!!!
という訳でこれは結構白けました。じゃあ究極他人じゃねえか! こっちはシャンクスの奥さんが観れると思ってたんだよおおお!! ウタの髪の色から色々な推測がありましたけど全く関係ありません☆
②-3 シャンクスの掘り下げ無さすぎぃ&登場シーンが少ない(と感じた)
この映画を見てシャンクスについて分かったこと、それは”昔ウタという孤児を拾って育てた
“ということ・・・・のみです。 いやいやいや、もっとシャンクスの重要な過去掘り下げてくださいよおおお! あとあのメインビジュアルから想像出来ないくらい序盤から中盤にかけて存在感がないです笑
②-4 てかシャンクスはウタちゃんを置いていっちゃダメ笑
シャンクスは魔王によって国が滅びた責任を一身に背負いますが、あそこでウタちゃんを置いて行ったのはマジで謎。どう考えても連れて行ったほうが良かった。むしろ国王を船に乗せろ。そうしていたらウタちゃんは死ななくても良かったんじゃ無いか。
正直登場キャラは赤髪海賊団とウタと麦わら海賊団(&海軍)くらいに絞っても良かった。サイファーポールとかビッグマム海賊団の面々とかこの映画に関してはそこの描写に時間割くならもっとシャンクスの過去の掘り下げをして欲しかった。そう、私はこの映画にシャンクスの秘密の一端を垣間見れるかもしれないという期待をしていたのだ。でも蓋を開けてみると結局な〜んもわかんねぇ。
私が考えていた最高王道展開は、
ウタ→シャンクスと何かしらの因縁がある→ルフィがそれを知る→シャンクス達と遭遇→過去のしがらみからどうしてもウタやルフィに話せないことがあり、ルフィ達とシャンクスが対立→激アツバトル→最後は誤解が解けて共闘→シャンクスの過去も垣間見れる
こんなのが見たかったなあ。
ただ今作も最後の全員の共闘シーンは熱かった。(個人的にベンベックマンが武装色を使っているのがみれて嬉しい)
今作で私が期待した内容はきっと本誌で紡がれていくのでしょう!ワンピース最終章、おだっち頑張って!