「ワンピース映画史上1位!!!!!」ONE PIECE FILM RED ぺこさんの映画レビュー(感想・評価)
ワンピース映画史上1位!!!!!
個人的感想ですがワンピース映画史上1位でした。
もちろんウタ(Ado)の歌ありきで。
内容が薄いとか、
本編との関わりがないとか、
シャンクスを無理矢理出したみたいな感想も見ましたが、
全くそんな事は無くシャンクスについて本編に関連するとても重要な内容もサラッと出てきます。(気付いてない人もいるみたいですが)
メインがウタウタの能力者なので戦いながら歌います。歌いながら戦います。歌うことが戦いです。それをどう捉えるかで見る人の感想も色々ありそうですが、個人的には後から楽しめる要因の一つにもなったのでとても良かったです。(鑑賞中も普通にAdoの歌声に震える程感動しました)
唯一のマイナスポイント、ワンピース映画特有の[時間軸が謎のパラレルワールド]を受け入れさえすれば、
音楽の素晴らしさやウタの優しさシャンクスの格好良さ、
そして何より本編序盤からルフィがコックより航海士より船大工よりもまず「音楽家が必要」と言っていた理由もわかった気がしたので、とてもワクワクするモノでした。
ミュージカル映画はそれほど好きではないですが、この映画は音楽をメインにしながらも[その時々の心情を歌にするミュージカル]とはまた違った[歌の中に意味が込められている]のが新鮮で素晴らしかったです。
正直映画で赤髪海賊団に活躍されまくると原作での楽しみがなくなるのでこれくらいの活躍で良かったですし、[映画はお祭り]と認識することで今までのワンピース映画をなんとか受け入れてきた自分としては、今回の映画オリジナルキャラの活躍の仕方が今までの(お前もっと強くないとあかんのちゃうん?)と思わせてきた伝説級の化け物とされてきた敵達と比べて腑に落ちたので好みでした。
これを言うと元も子もないのですが、そもそもワンピースという作品は映画に向いてません。
強い敵と何年もかけて伏線を張り巡らせながら闘う週刊連載の作品なので、ほんの2時間ぽっちでポッと出の敵とどれほど白熱したバトルを繰り広げようが、本編に勝てる訳が無いんです。
なので今までの無理矢理そういった部分を詰め込もうとした映画はあまり好きではありませんでした。
映画で強い敵が出たり、凄いお宝を見つけたり、凄い技を繰り広げたりしても原作の邪魔になるだけです。
なのでワンピースの映画は、ルフィ達の活躍よりも、ワンピースに登場するキャスト達を使って映画オリジナルキャラと共に演出を盛り上げるのが1番良い。
しかしそれを狙ってみても上手くいくとは限らない。所を、今回は見事に表現出来ていたように思います。
終わった後に歌を聴いて歌詞を見て「おぉっ!」と思わせられる。噛めば噛むほど味が出る、今後ワンピースを読み返してルフィが音楽家を欲しがる場面を見る度にウタが思い浮かぶ。
REDのDの部分のように、今までのワンピース映画史上1番の傷跡を残した、ワンピース映画として最高峰だと思いました。
ルフィ達の活躍が見たい人は本編へ!!!!!
馬場さん
コメントありがとうございます。
個人的には歌とウタの心情がマッチしててとても良かったと思いました。
内容に関しては今までのワンピース映画が薄いモノだったので期待はしてなかった分こんくらいで良かったと思います。
[あの場面であの歌を唄ってた意味]とかを考える楽しさがある分、今までの映画とは一線を画す印象です。
ポチェさん
コメントありがとうございます。
歌詞が出てたらそれこそミュージカル映画のようになってしまうので、個人的にはあれで良かったんじゃないかなぁと思いました(^^)