「悪い意味で期待外れ.....」ONE PIECE FILM RED ouoさんの映画レビュー(感想・評価)
悪い意味で期待外れ.....
今迄のワンピースから逸脱した、違う世界線を思わせる作品でした。
Adoに媚びてる?と思いたくなるくらい曲が多い。ミュージカル映画の悪いお手本みたいな、歌に力入れ過ぎて中身スッカスカという感じ。
そして、「エレノア」「トットムジカ」この2つが主体ですね。
海賊が嫌いなUTAが新しい新時代を歌で作る、そんな話。
UTAはウタウタの実の能力者で、歌を聴かせた人を夢の世界に閉じ込めてしまうという、とんでも能力で、ウタウタの実の能力者が「トットムジカ」を発動するとその夢の世界と現実の世界を共有できるとの事。それで今の海賊時代を壊しちゃおうというらしい。
ウタがシャンクスと航海中、歌の国「エレノア」に行き歌を歌う。
ウタの歌声に惹かれた「トットムジカ」は自らウタに楽譜を読ませ自身を発動させる。
そのせいでエレノアは壊滅されてしまうのだが、シャンクスのおかげでエレノアを治めていたゴードンが唯一生き残り、シャンクスはゴードンに国を壊滅させたのは自分らだとウタに告げるよう伝え、ウタをエレノアに残して去った。
そのせいで、シャンクスはウタに恨まれる存在となりそれと同時に海賊を憎む原因となったのだが、ウタが配信を始めて暫くした後、トットムジカを発動させてしまった当時子供の頃の自分の映像を見つけて真実を知る。
真実を知ったのにも関わらず、トットムジカを再度発動し世界を壊そうとする。
この時点で理解が及ばなかったのは自分だけじゃない事を信じたい。
前述でトットムジカを発動すれば、現実の世界と共有できると言った。
現実と夢の世界のトットムジカを同時に破壊しなければ現実に戻れないと言う事で、此処でその場に駆け付けた現実のシャンクスと夢の中のルフィ達の共闘が始まる。
方法は、見聞色でお互いのタイミングを計ろうと言う事だが、そのタイミングはウソップ親子が行った。
いつウソップ親子が再会したのか、よくウソップはヤソップの存在を初見で認知出来たなと尊敬する。確かヤソップが出て行ったのはウソップが5歳よりもっと前だった筈。ヤソップはウソップの存在を知っていても、ウソップはどうだろうか...。懸賞金の写真を見てた場合は知ってると思うが、もう少しそこの部分を丁寧に書いてほしかった。
結果、トットムジカを倒して現実に戻れたわけだが、何だか煮え切らない感じで終わった。
ウタには何一つ共感できなかった。
何故かビックマム海賊団も参戦しているし...。主にカタクリ・オーブン・ブリュレだけだけど。
内容をあれもこれもと詰め込み過ぎたせいで内容が薄くなっているせいで、2時間近くAdoのPVを見せられている気分だった。
CGのモリモリでゲームっぽい感じだったし.....。
内容によってはDVDを購入検討したかったが、没になるだろう。