「どこで生きるか。」ONE PIECE FILM RED ちゃーはんさんの映画レビュー(感想・評価)
どこで生きるか。
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現実は苦しいし、つらい。でも、ぼくたちが生きるのは現実。
自分自身、気がついたらスマホ触っていて、動画だのSNSの世界に没入している。そんな世界に永遠といられるなら、それは幸せなのだろうか。
UTAのように、その世界に没頭させてくれるコンテンツっていっぱいあるけど、幸せにしてくれるわけではない。気休めにはなってくれるけど。
と、なんとなく、今の世の中と照らし合わせて映画を見ていた。現実世界と理想の世界。ずっと理想の中にはいられない。理想というか、気楽というか。楽しいだけな世界が平和とも平等とも自由とも限らない。
よくいうけど、つらいこと、しんどいこと、くるしいことがあってこそ、人は人たり得るのだろう。延々とYouTube見てるときって、自分が生きている実感ないし。
そんな映画ではないのかもしれないが、今の時代ならではの、映画のような気もした。
ただ、Adoって人の歌はほぼはじめて聴いたけど、すごいな。声。歌多かったな。そんなに要る?って思ったけど、本当に歌はすごかった。
今更、あの時、フーシャ村にウタいましたってのは、まぁしょうがないとして、シャンクス、さすがにかわいそうじゃない?置いていくのは。そのあたりの違和感は否めない。
でも、かっこよかった。赤髪海賊団。熱くなるものはあった。
到底、漫画では表現しきれないことを、映画でしかできない表現をしていた点について、さすがとしか言いようがない。現実なのか、非現実なのか、よく分からない世の中を生きるぼくらのための映画。
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