「着眼点が面白い!」ONE PIECE FILM RED ハムカツ太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
着眼点が面白い!
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今作を見て感じたことは、問題とするテーマの着眼点が素晴らしい。普通の暮らしをする人たちからの海賊への目線です。ここまでの原作のワンピースでは、アーロンパークやドレスローザのように、海賊に虐げられている市民たちは描かれてきたが、あくまでも一部。ルフィたちの様ないい海賊もいれば、悪い海賊がいるのも事実であり、大半が後者である中、今までの市民たちは基本的に、海賊であるルフィ達にそこまでの嫌悪感を抱いて来なかった。それは、ルフィ達の人柄の良さもあるでしょうが、彼らを全く知らない遠い人たちからすれば、人まとまりに「海賊は悪である」が偏見を持っていてもおかしくない。そんな、シーンをしっかりと描けていたのはすごく新鮮な感じました。
作品自体の評価としては、「面白かったけど、、、」くらいの感じです。それは、キャラ数が多すぎて、まとまってない感があったから。ファンからすると、たくさんのキャラが出てくれると嬉しいが、映画としてはキャラ一人一人にかけられる時間が減り、厚みが出ていない様に感じました。
まあでも、最後の赤髪海賊団と麦わらの一味での共闘は熱く盛り上がらざるをへなかったです。アニメよりも先に、お披露目もありましたね。そこまでワンピースガチ勢じゃない自分からすると、たくさん仕込まれた小ネタに気付くことはできなかったので、少し損した感はありますが、夏のファミリー映画としては見やすく、素晴らしい出来だと思います!
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