ギャング・オブ・アメリカのレビュー・感想・評価
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アメリカって怖いです!
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言わずと知れたラッキー・ルチアーノと並び有名なギャングの半生です。彼が捕まらず、最後まで余生を送れた理由が分かりました。今まで不思議に思っていたのですが、政府と取引していたのですね。ナチスのスパイを摘発するのも、イスラエルの建国にも力を貸していた。
生まれ故郷ロシアで、ユダヤ人であるため、差別と迫害をされ続けていた。アメリカに移住し、ビシネスの才能を開花させ合法的なマフィアに改革した。余生をイスラエルで過ごそうとしたが、ニクソンによって幅まれた。いくら建国に金と武器の調達してもらっていた恩があっても、犯罪者を入国させる訳にはいかないですよね。アメリカも取引した極秘情報を、他国に知られたくないし、CIAの監視下に置きたいですしね。
しかし、戦争に勝つためには、犯罪組織も利用するアメリカの凄いところですね。まあ、今も司法取引がありますから。FBIがランスキーの財産の行方を追っていたが、CIAにもみ消された。彼が逮捕されたら、全てが明るみに出ますから。今まで映画にならなかったのって、当事者が生きていたからですかね?
それにしても、バグジー、ルチアーノ、マランツァーノとか大物ギャングが勢揃いで、ドキドキしました。ユダヤ人である事を国に利用された彼の悲哀が伝わり身に沁みます。
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