「麻薬取引のゴタゴタ三昧」イレブン・グリード odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
麻薬取引のゴタゴタ三昧
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冒頭から子供に銃を撃たせたり必然性のない調理場SEXと本場アメリカのB級映画も面食らうであろう下劣ぶり。銃を撃っていた子供が長じて自衛官をやめて麻薬取引業者の用心棒、元自衛官のやす子のような仕立てです。
舞台は田舎の古びた倉庫、そこで東南アジア系の麻薬密輸業者としょぼくれヤクザ、漁夫の利を狙う汚職警官と悪党どもが勢揃いの殺し合いを只管見せるだけ・・。タイトルのEleven Greedとは欲深な11人、単にオーシャンズイレブンの語呂をもじったのでしょう。
悪党ばかりだから感情移入のしようがないし、お約束通り、共倒れでやす子風が生き残り。監督・脚本・製作と一人三役の副島新五ワールド、副島氏は神戸の劇団赤鬼の元看板俳優、殺陣にこだわりがあり脂ぎったアクション・シーンを見せたかったのでしょう、作家性が強いので好み次第でしょうが私には不向きでした。
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