「これも すっごく面白かった!」プレデター ザ・プレイ Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
これも すっごく面白かった!
シリーズ新作『プレデター:バッドランズ』に向けて過去作復習キャンペーン第五弾
やり尽くして5作目ともなるとマンネリ化のリスクを負いがちな この手のジャンルものですが、全く新しい発想と魅せ方にビックリ、最後までグイグイ惹き込まれ、100分間があっという間、いやぁダン・トラクテンバーグ監督お見事でした
先ず舞台がこれまでの現代劇から300年も遡る1700年代の北米大陸というのがすごく新鮮、雄大な大自然の映像がとても美しく、これだけでもスケール感の深みを感じます
そして今回プレデターと死闘を繰り広げるのはそんな舞台に住まう先住民達、彼らの一部族コマンチ族の若者が得体のしれない存在に命がけで挑むストーリーラインがめちゃくちゃ面白い
さらに主人公ナルを演じるアンバー・ミッドサンダーさんがすごく美人で綺麗な上に女戦士の出で立ちもアクションの身のこなしもとても似合っていて最高にカッコ良く終始 眼福、と設定・キャスティングも素晴らしかったです
本作のプレデターはとても個性的な印象
細身ですごく人間に近い体型、過去作のフルフェイスマスクでなく、何かの生物の頭蓋骨を改良して使っている様で、顔の上半分を覆っただけの仮面みたいな感じがビジュアル面でもシリーズ初期エピソードを描いている事で分かりやすく秀逸でした
現代のような近代兵器を持たない先住民とプレデターとの闘いのため、メインが肉弾戦でアクション面でもとても見応えがありました
そして「プレデター2」(1989)のラストでプレデターがダニー・グローヴァーさん演じる主人公に渡す銃も出てくる伏線回収のファンサービスもあって楽しかったです
と、初めは何となく惰性で観始めた感が否めませんでしたが、グイグイ惹き込まれ、気がつくと前のめりで観ていました、超面白かったです
