「大自然のなかでの闘いに緊張」プレデター ザ・プレイ うちみさんの映画レビュー(感想・評価)
大自然のなかでの闘いに緊張
クリックして本文を読む
物語の舞台は、300年前のアメリカ。初めて地球を訪れたプレデターと、インディアン部族との戦いが描かれます。
アーノルド・シュワルツェネッガー主演の第1作目に近い緊張感が全体的に漂っていて、すごくすごく良かったです。なにが緊張感を生み出していたのか思い返してみますと…。徐々に忍び寄ってくるプレデターの姿や、大自然でのインディアンたちの暮らしぶりなどが、とても丹念に作られていたことなのかなと。
リアルな描写なのかはわかりませんが、インディアンたちの知恵、感覚の鋭さ、生き方など、時間を割いて丁寧に描いている。これらも大きな見どころです。私は早々にバトルがはじまると思っていたので、上記の丁寧さはすごく魅力的に映りました。
バトルについては動きが現代っぽいようにも感じましたが、かっこよくて好みでした。主人公もめっちゃ格闘しててすげぇです。あと、野生のクマが恐ろしい。暴力そのもの。プレデターなみの恐怖を抱きました。
動物といえば、主人公のパートナーのイヌがとっても賢くて頼りになり、可愛らしい。殺伐とした雰囲気のなかで、良いアクセントになっていました。ほかにも様々な野生動物たちが登場しますが、きちんと意味がありました。そういう細かなつくりこみも良いですね。
過去作のオマージュがいくつか見られてグッときました。それが効果的に使われていて、知っている人なら「おおっ!これは!」と思うはず。過去作につながりがあるみたいですよ。
コメントする