「日本人が数世紀も前に壊れた器を金で繋ぎ合わせるように、金の糸で過去...」金の糸 lilyさんの映画レビュー(感想・評価)
日本人が数世紀も前に壊れた器を金で繋ぎ合わせるように、金の糸で過去...
日本人が数世紀も前に壊れた器を金で繋ぎ合わせるように、金の糸で過去を繋ぎ合わせるならば、過去は、そのもっとも痛ましいものでさえ、財産になるでしょう。 ─ラナ・ゴゴベリゼ監督
女性作家エレネとその人生に関わった人々の過去、 そしてソヴィエト連邦下の記憶。
伝説的な女性監督 #ラナゴゴベリゼ が91歳にして、 日本の“金継ぎ”に着想を得て描いた過去との和解の物語。
#トビリシ という古都へのラブレター。
かつてグルジアと呼ばれていたジョージアの首都、トビリシ。
旧市街の古い石畳から一歩中に入ると、中庭をかこむように古い木造の集合住宅がある。
住人たちは中庭を囲んでいまだ人情を感じさせる付き合いをしている。
そこに主人公エレネの家がある。
力にもなる忘れられない思い出
老いること
執着を手放し
受け入れる
誰もが行く道
劇中の景色·会話·音楽は美しく
遠い記憶を呼び起こすような
心に残る素敵な作品でし
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