「人生はただのホームステイじゃない たぶん」HOMESTAY(ホームステイ) nakajiさんの映画レビュー(感想・評価)
人生はただのホームステイじゃない たぶん
世代や国境を越えて愛される森絵都の小説『カラフル』を『ホームステイ』として映画化。
1999年に、後のKATーTUNの田中聖で”カラフル”として劇場公開されたり、タイでリメイクされたりしているが、本作はアマプラの配信のみで劇場公開はされていない
原作未読ですが、アニメ映画にもなっているようですね
やはり、アニメぎいちばん原作に近いとか
実写は、主人公役のイメージや監督の思惑で内容を変えてしまう場合が多い
それにしても、何度も映像化されるのはそれなりの理由があるはずだが・・・
名作なのかな?
時をかける少女とかね
と思ったんだけど、そうでも無いかな
都合の良い作品なんでしょう
原作のあらすじを読んでみる
今作よりもっとドロドロしているし、原作のが好みです
人には色々な面がある
表題の”カラフル”が原作者の言いたかったことなんだね
それに対して、今作は・・・
人生はホームステイのようなものですか
それは違うと思う
たぶん
若い子はゲーム感覚で、気軽に生まれ変わりとか信じたいんだろうけれど
たしかに中学生には少し酷な人生だから、もう少し気楽に生きなさいというアドバイスはいいかもしれないけれどね
中学生って、視野が狭いし、色々体験する時期
多かれ少なかれ鬱になる場合が多い
でも、この時期に鬱にならない人間は人として欠けた人間になる
そういう人間は、なんにも考えないから、結構、幸せな人生を送るんだろうな
それって、猫みたいな行き方かも
別に、どっちがいいとは言わないけれどね
人生は一度っきり
あそこで、死んでしまうのも人生
そうならなかったんだから、ホームステイみたいな人生より、もっと真剣に生きていけるんじゃないかな
主人公役の長尾謙杜って言われても知らんけど
ジャニーズアイドルらしい
子供のころ、芦田愛菜とおなじ演劇学校に通っていたとは思えない程、演技がヘタ
山田杏奈を含め、ホントの役者とは違和感がありすぎた
まあ、彼と彼のファンのための映画だからね
彼が輝いていれば、それでいい
劇場公開しても彼の人気と原作ファンだけでは人は入らない
それなりの作りです
高評価なのは彼のファンと中学時代の鬱を経験した人のシンパシーじゃないかな
彼らが元気を貰ったなら、作ったかいがあったかもね
なんとなく、感動的な雰囲気に作ってあるだけの作品なんだけど