大河への道のレビュー・感想・評価
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日本人のアイデンティティ
個人評価:3.8
立川志の輔の新作落語を上手く映像化している。
日本国土の形を知らなかった時代。
初めて見る日本国のカタチ(輪郭)を美しいと言った徳川家斉の気持ちが、なんともジーンとくる。
日本の象徴は天皇陛下ではあるが、日本国のカタチそのものにも日本人のアイデンティティが込められていると感じる一幕である。
それにしても時代劇×中井貴一の作品は間違いない。
まことに大儀なことです
発想がユニーク
地図を作った伊能忠敬を大河ドラマ
をつくりたいという
でも知らない記述があった
大河にはできないことが…
わかった
伊能忠敬は地図は未完成のまま
命が尽きてしまう
地図づくりを一緒にしてきた仲間
伊能の陰の立役者が
…高橋景保…の存在
この人がいなかったら
地図は完成には至らなかった
伊能忠敬はもちろん素晴らしい人です
ても高橋の偉業もあります
この役を演じた中井貴一が
…本当。素晴らしくよかった
他の俳優の皆さんも。特に徳川将軍
役の草刈さんの存在もすごくいい
セリフの間とか声のトーンが…絶妙
大広間に日本の大地図を見たときは
…圧巻でした。感動しました
日本の各地を一歩づつ歩いて作った
凄いことです。大変さを
ワラジが物語っていますね
この感じの
中井さんが好きです
松ケンのコミカルさと
掛け合いが相性よくて笑った
70点
映画評価:70点
とても良かったです!
中井貴一さんの魅力を余す事なく使いきった
素晴らしい作品でした。
日本や海外での知名度も高く、
日本に貢献し、礎になった人物
そんな伊能忠敬が何故大河ドラマの主役になれないのか?という分かりやすい始まり
そして、その原因を深掘りした結果
伊能忠敬を通して、新しい偉人に気がつく
勿論、伊能の新しい魅力も知れる
私たちが漠然と把握してきた日本地図作成の裏舞台に切り込んでいく。きっと大変な事なんだろうけど…で終わってしまった知識。
それらを払拭してもらえる、
とても勉強になり、感動もでき、
歴史だからと頭でっかちの難しい話しでもない
色々な意味で考えられた素晴らしい作品でした。
作って頂き、ありがとうございました。
【2024.4.7観賞】
見事な発想
落語の最中にママさんコーラスが現れて熱唱という画期的な新作落語「歓喜の歌」を創った志の輔さんが原作だから現代と江戸時代が交錯する偉人伝というSFのタイムワープでもないしファンタジー的手段も講じず観客を両時代に誘導するアイデアは脱帽です。
志の輔さんの落語を聴いて映画化を持ち掛けた中井さんの感性も素晴らしい、ある意味、バックトゥーザフューチャーを日本流に料理するとこんな作品になるのでしょうかね。
なぜ伊能忠敬はNHK大河ドラマにならなかったかと振っています、実際には伊能忠敬はNHKでも橋爪功さんでドラマ化、「四千万歩の男・伊能忠敬 人生ふた山、55歳の挑戦 妻が支えた日本地図作り(2001年NHK正月時代劇)」されているし、映画でも「伊能忠敬 子午線の夢(2001年 東映 監督:小野田嘉幹)」で加藤剛さんが演じていますから大河が無理な話ではないのですが、ドラマの冒頭で主役が死んでしまうというありえないプロットで理に適う仕組みを講じており納得です。NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」でも脚本を担当した森下佳子さんが改稿した台本は60冊、4年もの歳月をかけて練られたストーリー、中井さんをはじめ名だたる役者さんたちが時代を超えて一人二役という演出も素晴らしかったです。
☆☆☆★★ 〝 忠敬さん地図作らなかったってよ 〟 志の輔落語未観...
☆☆☆★★
〝 忠敬さん地図作らなかったってよ 〟
志の輔落語未観劇。
小説版読了済み。ほんの少しだけの感想で。
原作だと全体的に現代パートがほとんどで、過去パートはほんの僅か。
それが、映画化では完全に逆転、現代パートは《大河ドラマ化計画》が始まる最初の部分が大半を占めていた。
(ちょこちょこっと現代パートには戻る)
他には、無名ながらも勉強熱心な脚本家は。元有名だったのに、過去にわだかまりを持つ脚本家へ。
演じる橋爪功は、如何にも…と言った偏屈振りを発揮していて、観ていて面白い事は面白いのだが。幾ら高名とは言え、少しばかり態度が高圧的なのが、一々気にはなる。
まあ、そうゆう風に演じて欲しい…ってゆう注文が有ったのでしょう。
忠敬さんの内縁の妻役には北川景子。
本来ならば優に50歳後半の人だった筈だから、これは流石に北川景子では若すぎるのはどうなんだろう?この監督作品に以前主演で主演している関係から、監督お気に入り…ってところがあるのだろうけど。
現代パートの登場人物達が、それぞれ過去パートの〝 名も無き偉人達 〟となり。《忠敬さんの偉業を盛り立てる役》として演じる…とゆうのは、小説版を読んでいて「何となくそうなるだろうな!」との予想はついた。
それだけに。それらの登場人物達の中の何人かは、無理矢理に現代パートにも登場したりと。脚色上での苦労は多少見てとれる。
「歩くだけで地味すぎません?」
「戦わないとね〜!」
「でも色々な地元の有名所や、食べ物が紹介出来ますから各県と提携出来れば…」
いやはや、大河ドラマへの道って大変なんですね〜
中井貴一は、ここ最近での『嘘八百』シリーズであったり。『記憶にございません』等、そのコメディー演技には年々磨きが掛かって来ており。その安定感は今の邦画界には貴重な存在感を増して来ていると思う。
森繁…とまでは言わないけれど、その域に近づいていって欲しいと思う。
中井貴一の部下には松山ケンイチ。
何かと直ぐにネットに頼る【世間知らず】な若者役。
登場して暫くは、少しだけ苛々する役だったのだけれど。暫くすると過去パートと併せ、画面に《ニョッキっと》顔を出すその雰囲気の、そのコメディー要素が面白かった。
コメディー俳優としての素質はまだまだだとは思うのだけれども、今後の松山ケンイチにも期待したいと思わされた。
コメディー演技の達者な人が多ければ多いほどに、その作品に漂う深みは強くなると思っています。
本作品は、その内容・演出であり、脚本的な辺りはもう1つ…と言った作品だったとは思いますが。
その辺りの不満点を緩める働きをしていたのは、作品に登場する俳優さん達の達者なコメディー演技の賜物だったのだと思いました。
2022年5月25日 TOHOシネマズ錦糸町楽天地/スクリーン12
知られざる伊能忠敬物語
千葉県香取市は観光振興策として、地元の有名人、伊能忠敬を大河ドラマにしてもらおうと、プロジェクトを発足させる。
しかし、新たな事実が判明、地図が完成する三年前に死んでいたことがわかる。
ここから江戸時代、伊能忠敬が死んでからの物語となる。
現代と江戸時代、俳優たちは皆一人二役なのが面白く、キャラクターも似せているのでとてもおかしい。
佐原に行ってみたくなる
最後のシーンに目元がじんわりとする。
ゆる〜く観るには面白い配信向きの作品
自宅レイトショーNetflix『大河への道』
劇場パスシリーズ
日本地図を最初に完成させた伊能忠敬を主役にした大河ドラマを作る為に奮闘する市役所役員達の物語
リアル大河主演俳優の中井貴一・松山ケンイチさんと、どうする家康の北川景子さんに、真田丸の草刈正雄さんが絡むので、面白くないわけないけど・・・
ゆる〜く観るには、配信待ちでOKでした(^◇^;)
途中までは面白かったが終わりがしょうもない。
伊能忠敬ゆかりの市役所が伊能忠敬の大河ドラマ制作を依頼するというところから、脚本家が考える過去の伊能忠敬の物語に移っていく。
当時どのように地図を作っていたのかが分かって面白かった。
また物語としても伊能忠敬の死後どのような思いで弟子たちが地図を作っていたのか、そして弟子たちの熱意に感化された主人公が命をかけて計画を守り、地図を披露したのは熱かった。
しかし、終わり方が最悪。三流の喜劇で終わる。意味不明な理由で大河ドラマのプレゼンがポシャり、意味不明な対案が作られ、俺達の戦いはこれからだで終わる。
監督ないし脚本家のセンスが最悪すぎる。
そこそこの名作になったはずなのに、しょうもない理由で駄作になってて残念。
いきなり、そうなの??ってなった笑
豪華なキャスト陣だから見れたのかも。
偉人伝は知るとおもしろい!
伊能忠敬
日本地図を作った人
そう歴史で習っただけでよくは知らない
そういう人がほとんどでしょう、かく云う私もそうだ。
なぜ大河ドラマにならないか?
と切り込んでくるところに興味を持った。
映画はその現代劇と再現ドラマ風時代劇の構成、これがおもしろい!
なぜならキャストが同じだからだ。
なるほど、だからこんなにキャスティングが締まってるのかと頷かされる。
その理由はとくとこの映画をご覧あれ。
冒頭現代劇で脱落しそうになるが、後半の現代劇に戻ってきた時の橋爪功さんのセリフで腹落ちします。
エンドロールを見てまた驚きと納得
原作は本人も出演していた立川志の輔さん
それを企画したのが中井貴一さん
そしてやっぱそうなのかと思った脚本は仁〜JIN〜やNHKの大奥を手がけた森下桂子さんでした。
あれ?
綾瀬はるかさん御用達の脚本家なのに出てなかったな〜
最後に。
大日本沿海輿地全図のWikipediaを読むとより一層理解が深まります。
高橋景保が知りたくなった
日本地図作った人は伊能忠敬という浅い部分しか知らず、へぇーって思いながら鑑賞。
見終わったら高橋景保について知りたくなり、調べてみたら更に驚く歴史を知りました。
気持ちは松山ケンイチ
泣く😭
伊能は次の間に控えております。
襖が開いて 大日本沿海輿地図が大広間の畳にあらわれる。
もうここで涙腺切れました。
余の国はこんな形をしておったのだなあ、美しい、、
日本という国の美しさは かけがえのないもののように思います。
測量を終え、実際の地図を製作途中でお亡くなりになったという史実をドラマにしたもの。
もともと こういう地学的な要素を江戸の科学者数学者が計算で求めたりしていた事の知識はありました。
キリスト教の絶対的天動説を気にせずに済んだ日本人は世界で最初に日食を計算で出した麻田という学者も輩出しています。
子午線1度の距離を測る。
そして地球の大きさを知りたい。
そこから始まる知への探究、知的好奇心ですね。
数学者 関孝和は伊能忠敬より100年は前の人ですが
その頃には既に日本人の一般人の間で算数ブームが起きています。
神社に問題の絵札が出されてそれを解く。
そういう遊びが江戸時代にはあったのです。
日本の文明の基本は日本人であるのだとこういった部分からも証明されます。
「高橋景保の物語でいいですね?」
って橋爪さんが言うのがツボ。
話し終え 現代に戻って 会議室の長机にティッシュ山盛りの松山ケンイチ。
私は まさにあれ。
好きですねえ、こう言う作品。
最大の謎
長年分からないのが、チーム忠敬が地図の始点と終点をどうやって合わせたのかという点です。
忠敬は千葉の人なので、仮に千葉県東端の犬吠埼から測量を始めて本州沿岸をぐるっと回って戻ってきた結果を地図にしたとして、終点は犬吠埼とピッタリ一致するでしょうか。
歩測でそんなことができるとしたら正に神の御業、まずまあまあのズレが生じると思うのですが、そうなった時にどこが間違っていたのかをどうやって特定したのでしょうか。その辺りが描かれていれば5点でしたが、残念ながら謎の解明は持ち越しとなりました。
どなたかご存じの方がおられればコメントをお待ちしております。
伊能忠敬個人を描こうとするとどうしてもハイライトが壮年期になるので、忠敬の生誕からこの映画のように大日本沿海輿地全図の完成までを描く話なら、大河は無理としても朝ドラには合っているんじゃないかと思います。江戸時代の朝ドラはあんまり見かけませんが、らんまんの寿恵ちゃんだってずっと日本髪でしたし、何とかなるのではないでしょうか。
ただこの映画で忠敬の奥さんが何人も変わったことを仄めかしていたので、その点はNHK的にはマイナスかもしれません。
郷土の偉人伊能忠敬を大河ドラマの主人公にしようとする市役所職員の現...
郷土の偉人伊能忠敬を大河ドラマの主人公にしようとする市役所職員の現代ドラマと、伊能忠敬が地図を作った江戸時代の2つのドラマを結んだ物語構成。
しかも、現代と江戸時代との登場人物をそれぞれダブルキャストで描くという趣向が面白い。
しかも、キャストを中井貴一、松山ケンイチ、北川景子、平田充、橋爪功、草刈正雄といった本物の大河ドラマの常連が固める。
伊能忠敬が亡くなった年と日本全地図の発表の間に3年があるという事実から、そこにあったであろうドラマが描かれている。その話が面白い。
人情話なのだが、話の作り方が嫌味がなく、サラッとしている。落語家の立川志の輔らしい、イキな感じが面白い。
オチは草刈正雄の将軍と知事のダブルキャストだっただろうか。
ただ、ただ、感動
伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく、地図完成の3年前に他界する...
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