大河への道のレビュー・感想・評価
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佐原に行ってみたくなる
大広間に広げた地図の海岸線をカメラがなめていくシーンは圧巻。
歴史に詳しくないので、伊能忠敬は初めて正確に日本の測量を行った人、という知識しか自分にはなかった。地図作りを始めたのがまさか55歳からだとは知らなかった。映画に、というよりも伊能忠敬に心動かされた。ぜひとも佐原の資料館に行って、劇中の橋爪功と同じところで鳥肌が立つ思いをしてみたい。
最後のシーンに目元がじんわりとする。
映画館でも一回見ました。
日本映画専門チャンネルで改めて昨日見ました。
この映画の最高の場面は、最後、将軍と高橋そして伊能が揃うところであろう。
そして、注目したいのはやはり、伊能という人物がプロジェクトリーダーとなって伊能地図が完成となった訳が、伊能の手足となって地図を完成させた歴史に名を残さなかった人々にスポットライトが当たったことが良かった。
歴史はこのように歴史に名を残さなかった人々の上に成り立っている。
そのような中では、高橋のその後が気になり追って見ると歴史の悲劇に巻き込まれるという、思いもしない最期が待ち受けていると思うと、心やるせない。
ゆる〜く観るには面白い配信向きの作品
自宅レイトショーNetflix『大河への道』
劇場パスシリーズ
日本地図を最初に完成させた伊能忠敬を主役にした大河ドラマを作る為に奮闘する市役所役員達の物語
リアル大河主演俳優の中井貴一・松山ケンイチさんと、どうする家康の北川景子さんに、真田丸の草刈正雄さんが絡むので、面白くないわけないけど・・・
ゆる〜く観るには、配信待ちでOKでした(^◇^;)
途中までは面白かったが終わりがしょうもない。
伊能忠敬ゆかりの市役所が伊能忠敬の大河ドラマ制作を依頼するというところから、脚本家が考える過去の伊能忠敬の物語に移っていく。
当時どのように地図を作っていたのかが分かって面白かった。
また物語としても伊能忠敬の死後どのような思いで弟子たちが地図を作っていたのか、そして弟子たちの熱意に感化された主人公が命をかけて計画を守り、地図を披露したのは熱かった。
しかし、終わり方が最悪。三流の喜劇で終わる。意味不明な理由で大河ドラマのプレゼンがポシャり、意味不明な対案が作られ、俺達の戦いはこれからだで終わる。
監督ないし脚本家のセンスが最悪すぎる。
そこそこの名作になったはずなのに、しょうもない理由で駄作になってて残念。
いきなり、そうなの??ってなった笑
2023
95本目
伊能忠敬をテーマに大河ドラマを!とゆう役場の人たちこ奮闘劇。
え、彼が地図完成をさせていなかったんだ!って勉強不足を感だったなぁ笑
入口から驚いたので、そのまま楽しめました。
測量方法が当たり前だがとにかく大変…
そりゃぁチュウケイさんと先に逝ってしまうわなぁ。
結構、勉強になるし日本人ならきちんと知っておくべき事なので時間あれば見てほしいですね。
サラッとでたセリフに”伊能隊”しっくりきた。
現実的にも伊能忠敬は地図完成させてないので、大河にはならないんだろうなぁ。
ただこの映画を通して”伊能隊”は記憶に残りました。
豪華なキャスト陣だから見れたのかも。
この映画.comのページをみて、立川志の輔の新作落語をベースにしていることを知った。そして、落語だったらもっと面白そう、と。
「大河への道」というタイトルと予告編からこの映画を見ようとチョイスした。結果、面白かったけど、まあ映画にするほどじゃないかな、とも思う。(←もっと質の高い物を見たい、という意味で。)
中井貴一をはじめ、キャスト陣が豪華だから見れたけど、もしそうじゃなかったら途中で止めていたかもしれない。
偉人伝は知るとおもしろい!
伊能忠敬
日本地図を作った人
そう歴史で習っただけでよくは知らない
そういう人がほとんどでしょう、かく云う私もそうだ。
なぜ大河ドラマにならないか?
と切り込んでくるところに興味を持った。
映画はその現代劇と再現ドラマ風時代劇の構成、これがおもしろい!
なぜならキャストが同じだからだ。
なるほど、だからこんなにキャスティングが締まってるのかと頷かされる。
その理由はとくとこの映画をご覧あれ。
冒頭現代劇で脱落しそうになるが、後半の現代劇に戻ってきた時の橋爪功さんのセリフで腹落ちします。
エンドロールを見てまた驚きと納得
原作は本人も出演していた立川志の輔さん
それを企画したのが中井貴一さん
そしてやっぱそうなのかと思った脚本は仁〜JIN〜やNHKの大奥を手がけた森下桂子さんでした。
あれ?
綾瀬はるかさん御用達の脚本家なのに出てなかったな〜
最後に。
大日本沿海輿地全図のWikipediaを読むとより一層理解が深まります。
高橋景保が知りたくなった
日本地図作った人は伊能忠敬という浅い部分しか知らず、へぇーって思いながら鑑賞。
見終わったら高橋景保について知りたくなり、調べてみたら更に驚く歴史を知りました。
気持ちは松山ケンイチ
泣く😭
伊能は次の間に控えております。
襖が開いて 大日本沿海輿地図が大広間の畳にあらわれる。
もうここで涙腺切れました。
余の国はこんな形をしておったのだなあ、美しい、、
日本という国の美しさは かけがえのないもののように思います。
測量を終え、実際の地図を製作途中でお亡くなりになったという史実をドラマにしたもの。
もともと こういう地学的な要素を江戸の科学者数学者が計算で求めたりしていた事の知識はありました。
キリスト教の絶対的天動説を気にせずに済んだ日本人は世界で最初に日食を計算で出した麻田という学者も輩出しています。
子午線1度の距離を測る。
そして地球の大きさを知りたい。
そこから始まる知への探究、知的好奇心ですね。
数学者 関孝和は伊能忠敬より100年は前の人ですが
その頃には既に日本人の一般人の間で算数ブームが起きています。
神社に問題の絵札が出されてそれを解く。
そういう遊びが江戸時代にはあったのです。
日本の文明の基本は日本人であるのだとこういった部分からも証明されます。
「高橋景保の物語でいいですね?」
って橋爪さんが言うのがツボ。
話し終え 現代に戻って 会議室の長机にティッシュ山盛りの松山ケンイチ。
私は まさにあれ。
好きですねえ、こう言う作品。
最大の謎
長年分からないのが、チーム忠敬が地図の始点と終点をどうやって合わせたのかという点です。
忠敬は千葉の人なので、仮に千葉県東端の犬吠埼から測量を始めて本州沿岸をぐるっと回って戻ってきた結果を地図にしたとして、終点は犬吠埼とピッタリ一致するでしょうか。
歩測でそんなことができるとしたら正に神の御業、まずまあまあのズレが生じると思うのですが、そうなった時にどこが間違っていたのかをどうやって特定したのでしょうか。その辺りが描かれていれば5点でしたが、残念ながら謎の解明は持ち越しとなりました。
どなたかご存じの方がおられればコメントをお待ちしております。
伊能忠敬個人を描こうとするとどうしてもハイライトが壮年期になるので、忠敬の生誕からこの映画のように大日本沿海輿地全図の完成までを描く話なら、大河は無理としても朝ドラには合っているんじゃないかと思います。江戸時代の朝ドラはあんまり見かけませんが、らんまんの寿恵ちゃんだってずっと日本髪でしたし、何とかなるのではないでしょうか。
ただこの映画で忠敬の奥さんが何人も変わったことを仄めかしていたので、その点はNHK的にはマイナスかもしれません。
郷土の偉人伊能忠敬を大河ドラマの主人公にしようとする市役所職員の現...
郷土の偉人伊能忠敬を大河ドラマの主人公にしようとする市役所職員の現代ドラマと、伊能忠敬が地図を作った江戸時代の2つのドラマを結んだ物語構成。
しかも、現代と江戸時代との登場人物をそれぞれダブルキャストで描くという趣向が面白い。
しかも、キャストを中井貴一、松山ケンイチ、北川景子、平田充、橋爪功、草刈正雄といった本物の大河ドラマの常連が固める。
伊能忠敬が亡くなった年と日本全地図の発表の間に3年があるという事実から、そこにあったであろうドラマが描かれている。その話が面白い。
人情話なのだが、話の作り方が嫌味がなく、サラッとしている。落語家の立川志の輔らしい、イキな感じが面白い。
オチは草刈正雄の将軍と知事のダブルキャストだっただろうか。
ただ、ただ、感動
佐原を観光し、伊能忠敬記念館に訪れた後に
気になって観てみました。
まさかの伊能忠敬は出てこない話でしたが
先人たちの積み上げた努力、想いに胸が熱くなりました。
また、ラストの地図お披露目シーンは圧巻で、
上様のセリフに不覚にも涙が溢れ
鑑賞後もしばらく余韻に浸りました。
歴史物に、全く興味がなかった自分でも
とても楽しめましたので、
そういう方にもおすすめできます。
また、佐原に伺い改めて、歴史に想い
を馳せてみたいです。
伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく、地図完成の3年前に他界する...
伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく、地図完成の3年前に他界する。彼の志を継いだ弟子たちは地図を完成させるべく、隠密作戦に乗り出す。
現代劇に近いわかりやすい時代劇。
日本中を歩いて、日本の形を形にしたこと自体すごいし、地図完成を支えた名もない者たちがいたということ。伊能忠敬を今までと違う視点で観れた。日本地図をお披露目するシーンはじんわり来ました。
現代劇と時代劇で1人2役しているところがおもしろい。
楽しめました。
落語のうまさ
千葉県香取市職員の池本は、地元ではちゅうけいさんと親しまれている偉人、伊能忠敬の大河ドラマ制作を発案。彼はなんとか脚本を引く受けてくれた加藤と部下の木下とともに、伊能の功績を取材していく。すると伊能は日本地図完成の3年前も前に亡くなっていた。
現代と当時の一人二役の演出が楽しいです。クライマックスで泣き、直後に大笑いしました。立川志の輔の創作落語が元になっていたんですね、うまいなぁ。創作落語の映画化って、もっとあっても良いと思いました。
欲張ってあれこれ手を出したあげく中心が見えなくなった残念作
伊能忠敬が地図の完成を見ることなく亡くなったという歴史的事実を基に、死を隠蔽したまま地図を作成し続ける人々と、それを暴いて地図完成を阻もうとする幕府勢力との駆け引きをベースに、その伊能の業績をTV大河ドラマに仕立てさせて、街おこしに利用しようとする伊能の郷里・佐原市役所担当者たちのドタバタぶりを二重写しにした歴史映画である。
観た後、妙な感覚に襲われた。
芸達者の中井、松山、橋爪、西村、草刈、チャーミングな北川といった顔ぶれ、しっとりして美しい映像に俳優たちのリラックスした好演、そして地図完成が伊能の死後ずいぶん経ってからという意外性に、時代劇と現代劇のドタバタを重ねた構成――どれをとっても興味深いのに、何だか……芯がない。
感動とか感激とかは言うまい。良いものを観たなという充足感が湧いてこないのである。
その理由はよくわからないのだが、インタビューで「成長時代劇として日本人の所作の美しさ、良心をしっかりと訴える。また現代劇では、コメディであるということを貫きたいという話をさせて頂きました」(中井)、「草鞋を視覚的に表現して流す感動の涙というものは、落語では絶対に描くことが出来ない素敵な映像の芸術ですね」(立川)と話しているのを読んで、何となく納得するものがあった。
それを言葉にすれば、映画に腰が据わっていない。欲張ってあれもこれもと手を広げて、どれも平均点以上だが、それらがバラバラで、一つのドラマとして強い効果を上げるに至っていないということだろうか。お笑いとお涙が別々の無関係なものとして存在する、と言えばいいだろうか。
その典型が地図完成後、北川が伊能を懐かしむシーンだろう。別れた4番目の妻である彼女が伊能をそれほどまでに恋い慕うというのは、唐突すぎてろくに情感を喚起しないのである。
北川と中井のキャラクターはとてもいいし、西村の因業ジジイぶりも面白い。彼らを中心に全編時代劇にしたほうが遥かに面白かったのではないかと、ちょっと残念ではある。
一言「愉快痛快」
知事肝入りの「大河ドラマ誘致」。
香取市の著名人・伊能忠敬を調べてみると。
「もしかしたら、忠敬は地図を完成させてない?!」疑惑浮上。
まじですか。
現代と忠敬が生きた江戸時代。
同じキャストが、時代を分けて演じる面白さ。
そして役割もちょっと寄せているところ。
中井さん演じる「主任」と「若先生」、中間管理職風が上手い。
ベテラン勢も、豪華。←知らないで見る方が楽しい。
教科書でしか知らない、歴史上の人物。
その人や周囲の、名もなき仲間たち。
一つの仕事を完成させるには、仲間が大切。
時代劇7割、現代劇3割。時代劇見ない人でも、楽しめますよ。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「冥土への道を、皆で測りましょう」
誠実に働く
エエ話でした。
結果として、大きなことを成し遂げる
そのためには、いくつもの、いく人もの
尽力あってのことなのだと
そして、日々の一つ一つを、まずは丁寧に
積み重ねて生きることが素敵なのだと
感じられる作品でした。
公開当初は、見逃してしまった作品ですが
観て良かったです。
作品として面白い
なかなか面白いストーリー
豪華過ぎるキャスト
構成のバランスよし
めちゃくちゃなこともあるかもですが、コメディ映画なんだから面白くていい作品でした。
大河に選ばれない伊能忠敬ってのがまず面白い。
やっぱり歴史ってのはこういうのがあるから面白いんだなって思い出させられました。
かたじけない
着想が面白いですね。原作である立川志の輔さんの創作落語「伊能忠敬物語~大河への道」こそが素晴らしいのだと思いますが、一方、今作の脚本も細部までよく練られていて、さらに現代と江戸時代の両方を同じ俳優でキャスティングするというアイデアがうまく奏功していてより一層楽しくなったと思いました。とりわけクライマックスでお殿様に拝謁する場面、方や知事に対面する場面がよかったですね。このシーンを観られただけでも大満足でした(笑)。少し前にDVDでみた「キネマの神様」(21)の北川景子さんの和服姿もとても美しかったのですが、今作でも江戸時代パートの北川さんの艶やかさが眩しかったです。ふとした瞬間、若い頃の吉永小百合さんに重なって見えてハッとしました。そう思うと鼻にかかった声も少し似ているような気がしました。中井貴一さんのコメディエンヌぶりも可笑しくて、他の脇役もみなさんいい味わいがあって、よい作品でした。今あるのはこうした無名の人々の苦労あってのこと、そのことを知ることが明日への糧になるような気がしました。
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