「なんで宗教が愛国映画??」愛国女子 紅武士道 あきさんの映画レビュー(感想・評価)
なんで宗教が愛国映画??
小学校のとき、憲法九条を暗記するテストがあった。戦争に関する授業では、日本がどれだけ悪いことをして来たかを学ぶ時間だったように思う。
大人になるほど、憲法九条や、そのとき授業に疑問を覚えるようになってきた。
先の大戦、日本が全て正しかったと言うつもりはない。ただ何のための戦いだったのか、三百万の英霊が、何を思って当時、戦っていたのか知りたかった。
少しなりともそれを知れた映画だった。
大人になってから、自分でちょっとは勉強していたつもりだったが
自然と涙がこぼれた。
映画で嗚咽まで出たのは初めてだった。
英霊への感謝の涙だけじゃない。
自国の歴史や国のために戦った先祖の思いを自分で、もっと充分に知ろうとして来なかった情けなさと、不甲斐なさに涙が出た。
ごめんなさい、と、ありがとうございました、の気持ちが入り混じって溢れた。
神とか仏とか、よく分からないが
それを信じられる人間の強さとか、そこ知れない優しさや使命感も感じた。
観終わって、宗教が愛国映画をつくった理由が少し分かった気がした。
長くなったが、最後に一言。
本当に良い映画だった。
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