「啓蒙できるレベルなのか?」愛国女子 紅武士道 TOKIESさんの映画レビュー(感想・評価)
啓蒙できるレベルなのか?
現政権の弱腰外交が招く国家侵略の危機を、地上とあの世の2つの観点から描く。
構想としてはユニークだが、
霊体がやられたら肉体も死ぬっていうのは、ここの教えとは違うのでは?
また黄泉大魔神が物質化して人間をアッチの世界に連れ去るのも辻褄が合わない。霊体で統一しないと。
黄泉大魔神は霊界の魔物だとしたら、霊界の霊人たちも総力あげて戦うべきでは?
霊界を混ぜたことで日本人好みな感じは出たが、設定に不備があり、強引さが否めない。一つ一つのシーンが効果的と思えないシーンも多く、間延びしていることも気になる。なぜミサイルを打ってくるのかの動機もよく分からないまま。
映画としてなんとなく形には纏まっているが、精査して見ていくと、かなり杜撰な感じに仕上がっている。
唯一評価できるのはVFXのクオリティだ。これは過去作と比べ圧倒的に技術・表現力が上がっている。
人が変わらない限り、この辺りが作品の天井なのだろう。
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