「なるほど、賛否両論だ」仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル 9741さんの映画レビュー(感想・評価)
なるほど、賛否両論だ
結末に関しては、物語としては「映司の最後の願いが叶って」美しい結末なのかもしれませんが……
個人的には、たとえご都合主義でもいいから、
信吾の身体無しでアンクが復活(味覚もちゃんと持っている状態)して、みんなでクスクシエでアイスやおでんを食べているハッピーエンドが良かったです。
でもあの結末で良いという人もいるので、そこは否定しません。
個人的に「うーん……」と思ったのは、TVシリーズをパロディ“しすぎた“ことです。
ここだけははっきりと、否定させてください。
ゴーダの「歌は気にするなって言ってよ」はとても良いと思います。
映司の記憶を読み取ったゴーダが、オーズへの変身を(まるで子供が仮面ライダーオーズごっこをしているように)楽しんでいるのが感じられます。
「タジャドル出してよ!」とか「(プトティラに変身して)これなら行ける!」も映司になりきるのを楽しんでいるのが、うかがえます。
そこからゴーダというキャラクターがどんなものか分かるので、ここの本編パロディは良かったと思います。
ただ最終戦のタジャドルエタニティへの変身……
アンクの「わかった、それがお前の本当にやりたいことなら(省略)」はまだギリギリ良いです。
TV最終回で「映司は自分のやりたい事をやってくれた、今度は自分の番だ」というアンクの強い意志が感じられました。
でも戦闘シーンでの映司の幻参戦。あれはやりすぎです。
行き過ぎたパロディで、もはや私には、寒いギャグにしか見えませんでした。
特にエタニティと映司(生身)のダブルライダーキックは寒すぎました。
ここの寒いパロのせいで、TVシリーズ最終戦のタジャドルまで汚されたようで、とても哀しいです。(もう2度と最終回タジャドルで感動できそうにないです)
仮面ライダーオーズが大好きだっただけに、とても残念です。