「まだ気持ちの整理はできていないです」仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル nonoさんの映画レビュー(感想・評価)
まだ気持ちの整理はできていないです
オリジナルキャスト勢揃いでたった59分の中に愛を詰め込みオーズを完結させてくれたことも伝わってきて映画としては星5だったのですが結末が辛すぎて悲しみで星0.5減らしてます…
そもそも映司は1話でアンクに助けられてなかったらヤミーに投げられて壁に激突して死んでたし、本編でもここでアンクが制御してなかったりバースが助けたり止めてなかったら死んでたっていうシーンは山ほどあったので、
放っておくと自分の命より他人を優先させて直ぐに死んでしまう印象はずっと持ってはいました。
本編後もいままで映司が死なずに旅していれたのは変身して戦う程の人智を超えた敵はいない世の中になってたからかなとか。それでも長生きは出来なさそうだなーとか。
そのため、アンクが横に居ない状態でオーズとして強敵と戦ったら命を落とす展開になってしまうのもなんか納得してしまう自分もいました。それでもアンクを復活させたい、もう一度会う方法を探す気持ちがいままでは多少の歯止めとして少しはあったのが、復活させる方法を見つけてしまった後だったので助けられる命にとっさに手を伸ばしてしまう要因ともなった(TTFC限定の前日談的にも)とか考えてしまいました。
映司にアンクを憑依させたままそのまま一緒に生きてて欲しかったけど、追い出した理由については自分の身体がもう復活の余地はなく、死にかけというレベルでなく間もなく完全に死ぬことを理解してしまってたからその前に自分の目で実物のアンクの復活を見たかったとか、いろいろ考えてましたが、アンクにもう一度会うっていう1番の欲望が叶えられて満足してしまった(テレビ版アンクがただのメダルが死ぬとこまで来れたことに満足してしまったことの対)なのでしょうね。
もし映司があの状況に放り込まれたらこうなってしまうのはわかる…という感じではあったので映司らしい終わり方なのかもしれません。
でも心の底から映司にはもっと生きてて欲しかった…せめて、映司の命を代償に復活した変わりにアンクにも五感が与えられていることを祈るばかりです。
(古代オーズ復活の理由とか、ゴーダはいったいどのタイミングでどうやってとりついたんだろうとか、砕けたメダルは…とかありますが、細かな矛盾点や荒なんて仮面ライダーシリーズのテレビ本編や特に劇場版ではよくあることなんであまり気にしてませんでした。そこも考察したり保管して考えることも醍醐味だと思っているので)