「1時間かけたCSMの宣伝」仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル ??さんの映画レビュー(感想・評価)
1時間かけたCSMの宣伝
尺の問題なのはわかるが雑な部分が目立つし設定を無視してる部分が多い。
おそらくアンクは映司の命と引き換えに復活したが、なぜグリード4体は復活できたのか。アンクはなぜ彼らと同じようにして復活できなかったのか。800年前の王もしれっと復活しているが詳しい説明はない。800年前の王は完全にグリード化していたがなんのメダルでグリードになっているのかもわからず。メダルを全種類取り込んでいるのにメダルの器の暴走を起こしていない。オーズドライバーが何故か3つ?(800年前のオーズ、ゴーダ、アンク)存在する。なんの説明もなしにポンポン出てくる。タジャニティスピナーの必殺技で何故か鳥系メダルを7枚使用できている。もともと10枚ある鳥系メダルだが、本編で5枚割れて1枚復活したので6枚しか存在しない。エタニティが新造メダルなら説明がつくけど、状況的に普通のコアメダルが変化したものと考えるのが普通だと思う。最後に映司がアンクを自分の中から無理やり出したのも理由がいまいちわからない。まだ世界はめちゃくちゃだったしまた敵が出てくる可能性もあるのであのまま一緒にいて仲間と世界を復興させるっていう終わり方でも良かったんじゃないのと思う。死んだほうが感動するからみたいな感じで映司が雑に殺されてしまったような気がする。いろいろ説明が甘く終始視聴者が置いてけぼりにされている感じがした。この結末はたぶんオーズが好きであれば好きであるほど受け入れられない人が多いと思う。ゴーダ、バースX、エタニティと詰め込みすぎで結局おもちゃが売りたかっただけっていうのが見え見えで残念。1時間かけたおもちゃの宣伝。
メダルやベルトのことなどいろいろ矛盾が生じることとアンク視点で物語が進むので自分はこの作品はアンクの悪夢を描いてると解釈することにした。実際本編でも悪夢を見ていたこともあったので無理やりな解釈ではないと思う。これだけキャストが集まってくれたのに脚本で全てが台無しになってしまった残念な作品。