「映像作品としては満点 ファンサービスとしては赤点」仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル ₺なか𖠚ᐝ🔔さんの映画レビュー(感想・評価)
映像作品としては満点 ファンサービスとしては赤点
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まず、確かに映司ならそうするだろうな、こうなるだろうな、とは思えた
最終回との対比や、派手でカッコイイアクションシーンも十分に楽しめた
メタ的な話、キャストやスーツアクターの演技もめちゃくちゃ神がかっていて惹き込まれた
映画終わってから暫くは言葉が出なくて絶句してたけど、パンフレットを読んで、監督や制作陣の意図も十分理解できた
でも、でも、
それでも、僕は、ハッピーエンドが、
3人が笑顔で終わる最後が、見たかったんだッッ……!
10周年記念作品でこんな感情にする必要あったのか!?
僕が子どもの頃から今まで憧れて、目指し続けている「自己犠牲の極み」は最後にはこうなる運命なのか?
確かに、リアタイで見てた子どもの頃からもう10年も経った
辛口のカレーだって食べられる、けど、でもそれは本当に本当に辛いんだ………
子どもの頃憧れていた英雄は、どうして大人になった僕を突き放したんだ?甘口のカレーではダメだったのか?
良くも悪くも、ドクター真木の理念通り
終わらせることで完成させてしまったんだよね
作品としては本当に終始綺麗な構成だった
でも、ファンとしては、あまりに残酷な作品だった
とても満足はしている、そして、完結に向けて本気で作品を作り上げたキャスト、監督、その他多くの制作陣の皆々様には本当に心からありがとうと言いたい
でも、上映が終わって帰りゆく人々の
お葬式といって差し支えないあの重々しい空気は
ずっと僕の心の中で憎しみの情として拭うことが出来ない
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