グリーンバレットのレビュー・感想・評価
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アクションのスピード感はさすが!
この前「バイオレンスアクション」を観て思ったのは、ゆるゆるな殺し屋の映画は、邦画だと「ベイビーわるきゅーれ」が最高峰だということ。ゆるい会話と日常生活、そして殺しのシーンへの切り替えの凄さ。その阪元裕吾監督の最新作。前作の殺し屋国岡の世界観を活かした続編だ。
国岡のアクションはたしかにすごい。格闘シーンのスピードがハンパない。これだけでも観に来てよかったと思える。でも、後半の盛り上がりまでがちょっと長く感じてしまった。それは殺し屋を志願した6人の女の子たちを鍛える合宿生活を描くという設定だからなのかも。6人の物語をそれなりに触れていくと尺をとってしまうのも仕方がない。
あの6人のやりとりを微笑ましく観られるか、流れが悪いなと思うかが評価の分かれ目のような気がする。個人的にはあまりハマらなかった。
続編といえば「ベイビーわるきゅーれ」の方に期待したいところ。
前作からの確実な進化を体感できる
前作は、特にアクションシーンの間延びした感じが気になったが、今回は、モキュメンタリーという手法を踏襲しつつも、カメラワークや編集をフィクションに寄せているため、随分と観やすくなっている。そのせいか、アクションだけでなく、ギャグの方も、キレが良くなったし、洗練された雰囲気さえ感じられる。
内容的にも、殺し屋候補生の5人のキャラがしっかり立っているのが良い。アイドルなのにハードなアクションの撮影に挑んだ彼女達の現実の姿が、殺し屋育成の合宿を取材したという設定に、見事にはまっているし、「ベイビーわるきゅーれ」を彷彿とさせるグダグダした感じを描くのには、むしろモキュメンタリーの方が適しているのではないかと思ってしまった。
「かえすがえすも「バイオレンスアクション」は阪元裕吾に撮ってもらいたかった」と思うのは、私だけだろうか・・・
コマンドバトル!
「ベイビーわるきゅれ」で阪本監督と出会ってから早一年、「黄龍の村」「最強殺し屋伝説国岡 完全版」に続く最新作、しかもミスマガ2021に選ばれた6人を起用し、国岡のスピンオフを描くという阪本監督ユニバースを広げる画期的な作品になっていました。
まず6人の殺し屋候補の個性が強くて良いです。全員人間的にダメな部分を持ち合わせつつも、互いの弱いところを理解して関係性を深めていくという絆の深め方がとても好きです。よくよく考えたら6人ほぼ初演技でこの難しい殺し屋候補生を演じてるもんですから、今後の彼女たちの女優人生が楽しみです。
そして教官的ポジションに置かれた国岡さんもさすがの強さを見せつけてくれました。乱打でねじ伏せる格闘スタイルに、技で絞めるスタイルや間合いをとって冷静に戦うスタイルと今作も健在でした。
緩さとシリアスな展開の板挟みで、感情は喜ばしいくらいグチャグチャになります。残酷な死や、殺しへの葛藤、そして自分の殻を破る、彼女たちの成長物語としても面白く仕上がっていました。国岡さんは国岡さんらしい判断をしていたのも最高です。
R15指定かと言われると全然そんなことないラインで、せいぜいPG12なちょいグロかなーという感じです。これは阪本監督もTwitterで疑問を呈しているので、映倫はしっかり仕事をしておくれ…。
「ベイビーわるきゅーれ」「最強殺し屋伝説国岡 完全版」には少し劣りますが、それでも殺し屋の映画というジャンルを築き上げている監督のこれからの作品も楽しみです。国岡のスピンオフなんていくらでも思いついちゃう…!
鑑賞日 8/12
鑑賞方法 オンライン試写会にて
楽しければ細かいことは気にしない
昨年公開した邦画で一番好きな
傑作「ベイビーわるきゅーれ」の
阪元裕吾監督の新作&国岡の続編。
林間学校感覚で殺しのレッスンを受ける
個性豊かな若い女の子達。
今回も素敵な阪元監督の今を茶化した
ワードセンスが台詞の端々に。最高です。
相変わらず終始ふざけた作風ですが
締める所を締めてくれるので
そのギャップに毎回やられます。
不意に差し込まれるシリアスパートは
残酷さが際立ち効果覿面。
ラスト前半のバトルは出来過ぎな気もしますが
細かいことを気にする作品でもないので
全く問題ありません。
やはり阪元監督の作品が好き。
みんな素晴らしい殺し屋になってね☺️
鹿目推しです。
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