「【「ベイビーわるきゅーれ」風ではない】」グリーンバレット abuさんの映画レビュー(感想・評価)
【「ベイビーわるきゅーれ」風ではない】
阪元裕吾作品好きとしては、一連の“殺し屋もの”とはまったく違うテイスト。可愛い女の子6人を“殺し屋候補”として育てる設定だが、期待していたバイオレンスは控えめで、正直肩透かしを食らった。
物語の主軸は“ミスマガジン出身のキャストありき”のアイドル映画的なノリ。そう割り切って観たほうがしっくり来るかもしれない。ストーリーには破綻も見えるが、ラストへ向けて一気に熱量を上げていく構成は、まさに阪元印。
邦画でアイドルを起用し、終盤でしっかり盛り上げるのは難易度が高い中、その手腕は感じた。一方で、“殺し屋もの”としての満足度は低く、個人的には物足りなかった。
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