コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
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歌声はキレイ、景色もキレイ、でも中途半端。
みなさんの評価が高いのに、少しびっくり。
悪くはないが、そこまでは響かなかったです。
多分、映画の構成のせいかな。
テーマと的が絞りきれてない、ような。
主人公がいっぱいいるかんじ。
家族全員が主人公なのか?
特に前半は家族の色々がいっぱいで、
何に主体を置きたいのか、よくわからないまま話が進みました。
後半以降は学校や先生、男子生徒とのかかわり等、
とても良いテーマで気持が熱くなりました。
家族が、どうしてもだらしなく見えて、苦手です。
ユーモアがある家族っていうのかな?
だらしない、というか、下ネタもあって、なんだかな〜という印象。
そこから這い上がるストーリーにするなら、
とことん家族を酷く描いてもいいような気がします。
ところが、いい家族アピールの展開になってるし。
後半はいいかんじなんだけど、前半と分離してしまう印象。
できれば、後半をメインにした話にしてほしかったかな。
そしたら、より熱く感動しそう。
多分なんだけど、あの手の家族は、どこまでも頼ってくると思う。
それが分かるから、この先のことを考えると、可哀想。
逆に、家族をつらいけど切り捨てて、
本当の意味での自立をテーマにした話にしてほしかったかな。
(リバーの旅立ちの時みたいなやつ)
旦那と見ましたが、あちらも、あまり印象には残らなかったようです。
その先が見たい。と思ってしまった。
途中途中、ボロボロ泣いたw。
家族愛と主人公の葛藤。
兄弟愛。親の気持ち。
あったかい家族だから、
お互いがお互いを大切に
ぶつかりあってて感動
推薦してくれる先生が居て入試迄がチートだったけど、サクサク進んで見やすかった。
強いて言えば、音大行った先
プロの歌手になった所をみたいなと思った。
余韻が残る素敵な映画でした〜
下ネタ祭りあるので家族で見るには気まずいかなw笑面白かったけどね
聞こえない耳に届く最高にイカした歌声が、今日、世界の色を塗り替える
聞こえない家族の「通訳係」だった少女。
家族に必要とされながらも、自分の夢を見つけるルビー。
家族の中でただ1人健聴者である主人公は、漁を手伝いながら学校へ通う生活。
漁の中歌うことはあれど、誰にも届くことはなかった。
有名音大への進学を目指し、本格的に歌を習い始めるも、港の新規事業にも必要とされ両立に苦しむ。
家族は事業には必要といいながら、娘の夢を応援するか悩む。
そこには、歌声を聞けないことからの不安や、互いに離れきれない不器用さがある。
そんななか開かれたコンサート、ルビーはデュエットを組み、歌声を披露する。
周りの観客が心打たれ聞き入る中、ふと父親の目線に立つと際立つ疎外感。
父はここで娘の世界に歩みを寄せる。
夜風にあたりながら、父娘で話し合う。
娘が歌っている様子を賢明に理解しようと、喉に触れ、見つめる。
翌日のオーディション、ここでルビーは初めて家族へ向けて歌を歌う。
音のある世界、音のない世界、ある種異なる世界で住む家族。
しかし実際には世界は一つであり、双方が歩み寄る姿は変え難く尊く映る。
健聴者と聾唖者のすれ違い、互いに理解しようとする姿勢が表現される。
字幕をあえて使用しなかったり、コンサート中に訪れる無音の時間は一気にスクリーンに引き込まれる。
自分の夢と、愛する家族に対する自分の責任の間で揺れる物語
4人家族で一番年下の娘だけが耳が聞こえる。
みんな耳が聞こえない中、漁で生計を立てて、父と母の関係を筆頭に家族の仲がいい。
ただ、娘だけが耳が聞こえるということから、通訳など娘に負担と責任がのしかかる。
娘がいないと生活がやっていけない。
それを娘も知っている。
ただ、彼女は歌の才能があり、歌を歌うことが幸せな瞬間。
それが家族にはわからない。ただ、彼女が旅立つ前に、娘に歌って欲しいと初めて言う父親。
何も聞こえないが、彼女の首から感じる娘の歌声。
母親の言葉も刺さる。娘が産まれてきた時にどうか耳が聞こえないで欲しいと。もし、耳が聞こえてたら、母と娘が同じ気持ちになれずに育児に失敗すると。
それを聞かされる娘。どんな気持ちになるのだろうか。
とにかく、家族の愛とは何か?自分の責任と自分のやりたいことが絡まり合う状況でどうすればいいのか。それが理解できる。
家族の視点
兄のレオが「お前が産まれる前は家族は平和だった」と言うシーンがあった。健常者であるルビーがいることによって支えられているという視点から見ていた家族の関係が、ガラッと変わった。
ろう者のみが分かる苦悩を共有できる家族に、健常者のルビーがいることで救われる部分もあると同時に負担も増えていた。
人はどんな状況でもそれをポジティブにとらえることも、ネガティブにとらえることもできるのだと思う。
ただの家族愛や社会問題を捉えた作品でなく、自分自身、物事をどう受け取って生きていくべきかについて教えてくれる映画だと思いました。
どんな家族にも、それぞれの言葉がある。
歌を感じるということ
聾者の苦しみだけではなく、聾者を支える家族の苦悩を描いた物語。
親が子供の将来を心配すること、成功するか不安になることは、どんな親にも言えることで、聾者家族に限ったことではない。また、1人の大人として自立したい少女の気持ちもすごくわかる。そういう普遍的なところがすごく上手く描かれてた。
歌声は聞こえないかもしれないけど、歌を感じるというのは必ずしも耳だけで感じることではないのかもしれない。
演奏会のデュエットでは、耳で聞けない代わりに観客の目で感じる。女性が涙を流していることを知らせるために手話を使ってたけど、そこに字幕は無い。字幕がなくても私たちはそれが何を意味してるのか分かる。すごく印象的なシーンだった。
演奏会の後のシーンでは、トラックの荷台で父親に向けた歌。その想いはたとえ聞こえていなくても、たしかに届いていた。
最後の試験では、手話を交えて歌う。あの歌は決して審査員に向けてではなく、家族に向けての歌。
歌は誰かに向けて、想いをのせながら歌うということご大切だと気付かされた作品。
内外で対峙しなければならない苦悩。
聾啞者の両親と兄を持つルビー。自分だけ健常者というなかで通訳役をしながら代々漁師をしている家庭を支えている。
一方、歌の才能があり、合掌の先生も特別にレッスンをしてくれるほどの実力がある。
家族を支えることと、自分の夢とのはざまで苦悩するルビーが痛いほど伝わってくる。
そして、障害者だから・・・ということで慎ましく人に優しくというステレオタイプのような家庭環境ではないのがまたリアルさを感じる。
喜怒哀楽だってあるし、性欲だってあるし、欲望だってある。その破天荒ともいえる環境で世間かのからかいにも屈せず、音楽に向き合いつつ、家族を背中で説得させるルビーの強さは自分たちに勇気を与えてくれる。
母親との会話で、私(ルビー)が健常者だったら嫌だったか、というくだり。あそこは今まで閉塞感の中聾啞者として生活してきた苦悩をすべて物語っている。1人健常者がいると家庭内の様子がガラッと変わってしまうためだ。唯一の健常者に頼る家族、でも唯一の健常者だけに家庭ではマイノリティという現実。家庭内でも社会でも苦悩するルビーは人の心に訴えかけるシンガーになるだろう。
涙腺
虐待に感じてしまい私には無理!
後半になって父親がルビーを1人の大人として見ようとするまで、辛くて見てられないんだが!
だって、子供がお金の心配して家族以外の大人と対峙しなきゃいけない事、時に社会の緩衝材として言葉を変えたり親以上に大人にならなきゃいけない状況。通訳として親の世話をしなきゃならず、時に親のSEX事情聞かされたりする。親たちがルビーの言葉に耳を貸さずに家族内での聾者多数で淘汰する環境、何より親たちが耳の聴こえるルビーの前で聾者以外を嫌悪してる事も、親が親であろうとしない状況を虐待に感じてしまう。
聾者やヤングケアラーと言う設定だけで飲み込めないって感じるほど、ルビーが当たり前と思ってる環境がただの子供って置き換えたら嫌だなって思えちゃう。通訳が必要とか言う前に筆談すれば?漁なんか他の船の船員と1人交換するくらい誰かに頼めないの?
オリジナルの映画「エール」では親たちはポーラの事頼りにしてたけど、ここまで無闇にって感じがしなかった。畜産農家で社会との距離をいい感じで取れてたけど、ルビーの家族の仕事は聾者対聴覚者って社会に対してまで壁を作らず子供のためにもっと適合する努力をするべきじゃない?って思っちゃうんだよね。
力強い映画
演出が細かくて丁寧な感動映画
すごくあったかい気持ちになる
間違いなく今年見た映画の中で最も素晴らしい作品だと思う。
無音になるシーンで私は結局表面上しか物事を理解できてなかったんだなって思ったし、耳の聞こえない家族と同じように、ルビーの歌声をどうにか聴きたいと切実に思った。
家族たちの、娘の声を歌声を聴きたいという気持ちと、音楽を同じように楽しむことができない孤独、健常者との間にある隔たりをはじめて自分のことのように感じることができたシーンだと思う。
それでも最後には家族たちもルビーの歌声を手話を通してはじめて聞くことができた。この映画は、健常者の表面的な共感の限界とそれでもその隔たりを越える可能性を示していたんだと思う。
私たちがどれだけ美しいものを当然のように感じているのかを考えさせられた。
劇場にでてきた「Both Sides Now」はこの映画全体を表しているってやっと気づけた。
聞こえなくても、愛は伝わる・・・が、これってもしかしてヤングケアラー問題?
一家四人の家族の中で、ルビーだけが聴者で、父母兄の残り三人がろう者という家族。ルビーは、歌が好きで、学校の音楽教師にもその才能を認められ、音楽学校への進学を進められるが、音楽が聞こえない家族はその才能が判らない上に、ろう者であることによって、一家の家業が危機を迎える・・・。
まぁ、この手の作品の最後によくある様に、ルビーは、自分の望む道を進むことが出来るようになるわけですが、見ていて、昨今の社会問題を重ね合わせてしまいました。ルビーは、一家で唯一の聴者として、家族と周囲との“通訳”の役割を幼いことから行ってきたわけですが、それって、もしかしてヤングケアラーになってしまうんでしょうか?一家の危機と、自分の進路に挟まれて悩むルビーの描写は、なんか、そんな風に見えてしまいました。
いや、でも、最後には家族ともわかり敢えて、そして、ルビーも自分の道を進むことが出来て、良かったです。
エール!のリメイク作品(エール!未見)
もしこのレビュー見られた方で気分を害してしまうかも知れません。
不安な方、飛ばして下さい。
備忘録代わりに書いてるものなのでごめんなさい。
正直にしか書けません。
中々の感動作と思うが、前評判より良くなかったと感じる。
ストーリー、ラストまでスルッと意外性無く、ハッピーエンドだし。
こんな感じの映画かなぁと思ったらその通り過ぎてやや肩透かし。
意外性がことさら大事と思わないが、やや決まりきった感が感じられた。
また、ストーリー上、単純問題で漁船の漁に出る際の人材の問題はどうなったのかなぁと思った。
見落としたのかもしれないが。
V先生はキャラが立って良かったけど。
まぁああいうキャラも残念だが既視感あり。
下ネタなど聾者の意外性(大胆な表現)は今まで無かったシーン。
父親役は演技に迫力があり、上手かったです。
主人公も変に美人過ぎず(失礼!)演技も歌も上手でした。
このアカデミー賞作品を劇場で見なかったことを反省
朝早くから漁師の父と兄を手伝い、疲れて授業中に寝てしまう。教師に起こされ、急に目覚めたルビーはとっさに無意識に手話をする。彼女にとって手話は言語であることが窺えるシーンだ。
彼女は家族で唯一健聴であるため、家族と世間の媒介役となっており、常に家族の支えにならなければならない使命感と自分の時間、自由が奪われている苦悩とが入り混じる。
合唱の発表会、会場で見る家族は聞こえないがゆえの疎外感がつらい。完全無音のシーンは聾者の気持ちに近づくことができた。
耳が聞こえずとも、歌声を聴くかのように、娘の喉に触れながらその振動を歌として聴いている父のシーン、バークリー音楽院の入学審査で家族に向かって手話をして歌うシーンはとても泣ける。
父も母も兄も、全員本物の聾者。主演ルビー役のエミリア・ジョーンズはこの作品9か月前に手話を特訓したとか。すごい‼︎
素敵な作品でした✨
オーディションで
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