コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
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家族愛に溢れた良い展開
エミリアジョーンズ扮するロビールッシは、ろうあ者の両親に生まれたが健常者で家業の漁を手伝いながら高校へ通っていた。ロビーは、音楽の授業で人前で歌うのが恐くて逃げ出した。
家族がろうあ者ばかりだとやっぱり子供に影響が出るんだね。健常者の当たり前は当たり前じゃないんだ。いつも通訳をやらされるのもかなわんだろうね。親としても子離れしてもらわなくちゃ。とはいえろうあ者だけでは漁も出来ない。さあ困ったね。
手話を含めて歌うシーンは感動的だったね。家族愛に溢れた良い展開だったよ。
抜群の演出に感動の押し売りではない、説得力を感じた
アカデミー賞のノミネート、作品賞は
毎年チェックしていましたが
ここ数年は…
いつもなら真っ先にこの作品に
飛びつく所ですが(笑)
だってアカデミー賞 作品賞だから。
これは鑑賞して良かったです。
オススメ映画を求められたら
この作品を紹介しようと思います。
家族愛、自分の本当にやりたい事、人生
悩んでいる人は是非。
父、母、兄ろう者3人に、
健常者の娘1人。
このような
家族構成は映画で初めて観ました。
ろう者4人家族ならお互いの悩み、苦しみを
共有しながら生きていけるのに…
母親が娘を産んで健常者だった
語りのシーンは辛くなりました。
17歳の女の子が、世間の冷ややかな目を
感じながら家族を支えなければならない。
家族でいるのに別世界で孤独感を
感じながら生きていく。辛いよね。
音楽の先生との出会いから
歌の才能を開花していき
この先の人生を見つめ直していくんだけど
まぁ、この先の展開は
娘を応援して送り出していく
予想通りの、いやお決まりのパターン
なんだけど…
この映画、心に響いたのは
音が聴こえない家族が送り出す過程がね
見事な演出で説得力があった…
あー、泣かせようとしているんでしょ
なんて一切思わなかった。
無音の世界で娘の歌声に
感動している表情。
娘の歌声を喉に手を当て、
喉の震えで音を感じる
このシーンはMy Best演出に
1票投じます(笑)
説得力といえば、ヒロインの歌声も
合唱部の面々との力量の差が分かりやすく
とにかく演出に無駄がない
アカデミー賞 作品賞も納得です。
あっ、もちろん…
泣きましたーーー
聾者と聴者の絆の在り方とは
「coda」と聞けば音楽記号が連想されるが(もちろん本作品ではこちらの意味も含まれているだろう)、ここでの「coda」とは「Children Of Deaf Adults」の略語であり、耳の聞こえない両親に育てられた子どもをさす。
主人公のロビーは幼いころから漁師をしている家族の耳となり、周りとのコミュニケーションの手助けをしてきた。
高校の新学期、合唱クラブへの入部を期に歌の才能を見出されたルビーは、名門音楽大学の受験を薦められる。
しかし彼女の歌を聴くことができない家族は、素直に応援することができない。
子ども大切に思いながらも、彼女に依存してしまう両親と、彼女が家族の犠牲になることに怒りを感じる不器用で優しい兄。性に奔放だが、周りから浮きがちなルビーを気に掛ける友人。
ルビーを取り巻く人々も魅力的で、作中において彼女の境遇や心情を描き出す存在となっている。
特に家族を耳の聴こえない俳優が演じているだけあって、手話でのコミュニケーションがスムーズで、細やかな表情の変化も非常にリアリティがあった。
ルビーを演じるエミリア・ジョーンズの歌声も、パワフルさもありながらどこか切なく、随所で心打たれた。
「Both Sides Now 」
聴者である自分と、聾者である家族。
お互い大切に思っているが、どこかわかりあえない。
音楽大学の受験に反対したのも、彼女の歌声を聴くことができないために才能を信じ切れず、彼女が失敗することが怖かったから。
家族は自分たちのことしか考えていないと思っていたが、本当は自分のことを何より大切に思ってくれていたのだ。
この曲は、ルビーが本当の意味で家族の愛に気づくきっかけとなっただろう。
家族から自分への愛と自分から家族への愛。
そのどちらも真実なのだ。
聾者だからこそ感情表現に幅が出てる
3度目でも色褪せない感動
初回は1人で、
2度目にデートで、
3度目は友達にオススメして一緒に。
どんなシーンでも深い感動を与えてくれました😭
Blu-rayでしっとりもきっと素晴らしいでしょう🏘
音というものの大切さを再確認させてくれる。
小説でも、音楽でも、漫画でもなく映画🎬でしか出来ない美しさです。
こういう作品が観られると、
映画好きで良かったなあと感じられますね😂
シナリオ、音響、映像、キャスト、
全ての要素がここまでピッタリはまるマスターピースは本当にたまにしかお目にかかれません。
仕事に疲れたり、
嫌なことがあったり、
苦しい何かに押しつぶされそうな時に、
ヒトの暖かさを思い出させてくれる大切な心の置き場所として、
人生の色んな局面で何度も楽しんでいきたい作品です。
歌声はキレイ、景色もキレイ、でも中途半端。
みなさんの評価が高いのに、少しびっくり。
悪くはないが、そこまでは響かなかったです。
多分、映画の構成のせいかな。
テーマと的が絞りきれてない、ような。
主人公がいっぱいいるかんじ。
家族全員が主人公なのか?
特に前半は家族の色々がいっぱいで、
何に主体を置きたいのか、よくわからないまま話が進みました。
後半以降は学校や先生、男子生徒とのかかわり等、
とても良いテーマで気持が熱くなりました。
家族が、どうしてもだらしなく見えて、苦手です。
ユーモアがある家族っていうのかな?
だらしない、というか、下ネタもあって、なんだかな〜という印象。
そこから這い上がるストーリーにするなら、
とことん家族を酷く描いてもいいような気がします。
ところが、いい家族アピールの展開になってるし。
後半はいいかんじなんだけど、前半と分離してしまう印象。
できれば、後半をメインにした話にしてほしかったかな。
そしたら、より熱く感動しそう。
多分なんだけど、あの手の家族は、どこまでも頼ってくると思う。
それが分かるから、この先のことを考えると、可哀想。
逆に、家族をつらいけど切り捨てて、
本当の意味での自立をテーマにした話にしてほしかったかな。
(リバーの旅立ちの時みたいなやつ)
旦那と見ましたが、あちらも、あまり印象には残らなかったようです。
その先が見たい。と思ってしまった。
途中途中、ボロボロ泣いたw。
家族愛と主人公の葛藤。
兄弟愛。親の気持ち。
あったかい家族だから、
お互いがお互いを大切に
ぶつかりあってて感動
推薦してくれる先生が居て入試迄がチートだったけど、サクサク進んで見やすかった。
強いて言えば、音大行った先
プロの歌手になった所をみたいなと思った。
余韻が残る素敵な映画でした〜
下ネタ祭りあるので家族で見るには気まずいかなw笑面白かったけどね
聞こえない耳に届く最高にイカした歌声が、今日、世界の色を塗り替える
聞こえない家族の「通訳係」だった少女。
家族に必要とされながらも、自分の夢を見つけるルビー。
家族の中でただ1人健聴者である主人公は、漁を手伝いながら学校へ通う生活。
漁の中歌うことはあれど、誰にも届くことはなかった。
有名音大への進学を目指し、本格的に歌を習い始めるも、港の新規事業にも必要とされ両立に苦しむ。
家族は事業には必要といいながら、娘の夢を応援するか悩む。
そこには、歌声を聞けないことからの不安や、互いに離れきれない不器用さがある。
そんななか開かれたコンサート、ルビーはデュエットを組み、歌声を披露する。
周りの観客が心打たれ聞き入る中、ふと父親の目線に立つと際立つ疎外感。
父はここで娘の世界に歩みを寄せる。
夜風にあたりながら、父娘で話し合う。
娘が歌っている様子を賢明に理解しようと、喉に触れ、見つめる。
翌日のオーディション、ここでルビーは初めて家族へ向けて歌を歌う。
音のある世界、音のない世界、ある種異なる世界で住む家族。
しかし実際には世界は一つであり、双方が歩み寄る姿は変え難く尊く映る。
健聴者と聾唖者のすれ違い、互いに理解しようとする姿勢が表現される。
字幕をあえて使用しなかったり、コンサート中に訪れる無音の時間は一気にスクリーンに引き込まれる。
自分の夢と、愛する家族に対する自分の責任の間で揺れる物語
4人家族で一番年下の娘だけが耳が聞こえる。
みんな耳が聞こえない中、漁で生計を立てて、父と母の関係を筆頭に家族の仲がいい。
ただ、娘だけが耳が聞こえるということから、通訳など娘に負担と責任がのしかかる。
娘がいないと生活がやっていけない。
それを娘も知っている。
ただ、彼女は歌の才能があり、歌を歌うことが幸せな瞬間。
それが家族にはわからない。ただ、彼女が旅立つ前に、娘に歌って欲しいと初めて言う父親。
何も聞こえないが、彼女の首から感じる娘の歌声。
母親の言葉も刺さる。娘が産まれてきた時にどうか耳が聞こえないで欲しいと。もし、耳が聞こえてたら、母と娘が同じ気持ちになれずに育児に失敗すると。
それを聞かされる娘。どんな気持ちになるのだろうか。
とにかく、家族の愛とは何か?自分の責任と自分のやりたいことが絡まり合う状況でどうすればいいのか。それが理解できる。
家族の視点
兄のレオが「お前が産まれる前は家族は平和だった」と言うシーンがあった。健常者であるルビーがいることによって支えられているという視点から見ていた家族の関係が、ガラッと変わった。
ろう者のみが分かる苦悩を共有できる家族に、健常者のルビーがいることで救われる部分もあると同時に負担も増えていた。
人はどんな状況でもそれをポジティブにとらえることも、ネガティブにとらえることもできるのだと思う。
ただの家族愛や社会問題を捉えた作品でなく、自分自身、物事をどう受け取って生きていくべきかについて教えてくれる映画だと思いました。
どんな家族にも、それぞれの言葉がある。
歌を感じるということ
聾者の苦しみだけではなく、聾者を支える家族の苦悩を描いた物語。
親が子供の将来を心配すること、成功するか不安になることは、どんな親にも言えることで、聾者家族に限ったことではない。また、1人の大人として自立したい少女の気持ちもすごくわかる。そういう普遍的なところがすごく上手く描かれてた。
歌声は聞こえないかもしれないけど、歌を感じるというのは必ずしも耳だけで感じることではないのかもしれない。
演奏会のデュエットでは、耳で聞けない代わりに観客の目で感じる。女性が涙を流していることを知らせるために手話を使ってたけど、そこに字幕は無い。字幕がなくても私たちはそれが何を意味してるのか分かる。すごく印象的なシーンだった。
演奏会の後のシーンでは、トラックの荷台で父親に向けた歌。その想いはたとえ聞こえていなくても、たしかに届いていた。
最後の試験では、手話を交えて歌う。あの歌は決して審査員に向けてではなく、家族に向けての歌。
歌は誰かに向けて、想いをのせながら歌うということご大切だと気付かされた作品。
内外で対峙しなければならない苦悩。
聾啞者の両親と兄を持つルビー。自分だけ健常者というなかで通訳役をしながら代々漁師をしている家庭を支えている。
一方、歌の才能があり、合掌の先生も特別にレッスンをしてくれるほどの実力がある。
家族を支えることと、自分の夢とのはざまで苦悩するルビーが痛いほど伝わってくる。
そして、障害者だから・・・ということで慎ましく人に優しくというステレオタイプのような家庭環境ではないのがまたリアルさを感じる。
喜怒哀楽だってあるし、性欲だってあるし、欲望だってある。その破天荒ともいえる環境で世間かのからかいにも屈せず、音楽に向き合いつつ、家族を背中で説得させるルビーの強さは自分たちに勇気を与えてくれる。
母親との会話で、私(ルビー)が健常者だったら嫌だったか、というくだり。あそこは今まで閉塞感の中聾啞者として生活してきた苦悩をすべて物語っている。1人健常者がいると家庭内の様子がガラッと変わってしまうためだ。唯一の健常者に頼る家族、でも唯一の健常者だけに家庭ではマイノリティという現実。家庭内でも社会でも苦悩するルビーは人の心に訴えかけるシンガーになるだろう。
涙腺
虐待に感じてしまい私には無理!
後半になって父親がルビーを1人の大人として見ようとするまで、辛くて見てられないんだが!
だって、子供がお金の心配して家族以外の大人と対峙しなきゃいけない事、時に社会の緩衝材として言葉を変えたり親以上に大人にならなきゃいけない状況。通訳として親の世話をしなきゃならず、時に親のSEX事情聞かされたりする。親たちがルビーの言葉に耳を貸さずに家族内での聾者多数で淘汰する環境、何より親たちが耳の聴こえるルビーの前で聾者以外を嫌悪してる事も、親が親であろうとしない状況を虐待に感じてしまう。
聾者やヤングケアラーと言う設定だけで飲み込めないって感じるほど、ルビーが当たり前と思ってる環境がただの子供って置き換えたら嫌だなって思えちゃう。通訳が必要とか言う前に筆談すれば?漁なんか他の船の船員と1人交換するくらい誰かに頼めないの?
オリジナルの映画「エール」では親たちはポーラの事頼りにしてたけど、ここまで無闇にって感じがしなかった。畜産農家で社会との距離をいい感じで取れてたけど、ルビーの家族の仕事は聾者対聴覚者って社会に対してまで壁を作らず子供のためにもっと適合する努力をするべきじゃない?って思っちゃうんだよね。
力強い映画
演出が細かくて丁寧な感動映画
全722件中、141~160件目を表示