コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
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家族4人、それぞれの心境。
家族4人の心境が良く描かれてて、心揺さぶられました。
そりゃないよーお母さん。と思う場面がチラホラありましたが、娘が産まれた時のことを話すお母さんを見て、ハッとしました。家では明るいお母さんなのに、組合の奥様方に馴染めないところなんかも意外で。私が健聴者だからですね、お母さんのこと勝手に責めてました。反省。
特にお兄ちゃんの描かれ方、良かったです。序盤に交渉を邪魔するなと妹にキレる場面がありました。一方で酒場でひとりだけ耳が聞こえない疎外感(これ見てる私まで気まずい気持ちになった)があり、最後には自分たちは無能じゃないから家族の犠牲になるなと訴える、お兄ちゃんのもどかしさが伝わってきました。
あとルビーの友だち、ビッチだけどいい子だった!
先生も最初から最後までヨカッタ。学生時代にあんなメンターと出会いたかった。
シング・ストリートに出てた彼も素敵でした。
家を出るから、一緒に仕事をしないから、だから家族を大切にしてないってことには繋がらない。(そうだとわかってても、お互いつらいよね…)大事に思い合って、これからも素敵な家族でいてほしいです。
障がいを持つことの辛さ
両親と兄が聴覚障害者で、家族の中でただ一人健常者の少女。 午前3時...
There are plenty of voices with nothing to say.
アカデミー賞に相応しい佳作。主人公をはじめ両親、そして兄、皆んな人間臭さが全開の映画。ハンディキャップを抱える家族や貧しい家業に縛られるルビー。片や臆病さを認めつつも、漁業のしきたりを乗り越えてゆく力強い兄、父。心配性の母。最後は予定調和かも知れませんが、実話ベース、かつ演じた俳優も実際に聾唖者と、力強さに痺れます。あと、ルビーを指導する音楽の先生ベルナルドが良い。
元作同様に家族愛あふれる一本
聴こえるということ
オスカー作品賞ノミネートということを知り、半信半疑で視聴した自分をぶん殴りたい
音楽映画に求めるものとして、歌の練習シーンを何度も見せ、ラストの本番で全てを視聴でき、最高のカタルシスを生むことだが
本番をラストだと思わせて、聴こえない人の感覚を味合わせて家族の気持ちを理解し、
試験で手話ありの歌を最後に見せる
軽はずみにカタルシスを求めて映画を視聴したが
無音の空間で自分の愚かさと悲しさ、音が聴こえることの幸せを知った
エールを観ていた!
エールという映画を昔観ていたらしく、最初からこの映画見たことあったっけ?って何度もなったのだけどそれでもストーリーを忘れていたので十分楽しむ事が出来た。エールはフランス語だしこちらは英語。私は多分こちらが好きだと思う。ハッピバースデーの歌を水辺で歌うところなんて上手すぎて!!入学試験で途中手話を交えながら、家族に話しかけるように歌うシーンも涙、涙だ。この映画で感動しない人はいないだろう。青春、家族、兄弟愛、友情、教師との信頼関係、障がい者と仕事、恋、歌・・全部詰め込まれたすごい映画。
泣かせの波状攻撃
家族愛に溢れた良い展開
抜群の演出に感動の押し売りではない、説得力を感じた
アカデミー賞のノミネート、作品賞は
毎年チェックしていましたが
ここ数年は…
いつもなら真っ先にこの作品に
飛びつく所ですが(笑)
だってアカデミー賞 作品賞だから。
これは鑑賞して良かったです。
オススメ映画を求められたら
この作品を紹介しようと思います。
家族愛、自分の本当にやりたい事、人生
悩んでいる人は是非。
父、母、兄ろう者3人に、
健常者の娘1人。
このような
家族構成は映画で初めて観ました。
ろう者4人家族ならお互いの悩み、苦しみを
共有しながら生きていけるのに…
母親が娘を産んで健常者だった
語りのシーンは辛くなりました。
17歳の女の子が、世間の冷ややかな目を
感じながら家族を支えなければならない。
家族でいるのに別世界で孤独感を
感じながら生きていく。辛いよね。
音楽の先生との出会いから
歌の才能を開花していき
この先の人生を見つめ直していくんだけど
まぁ、この先の展開は
娘を応援して送り出していく
予想通りの、いやお決まりのパターン
なんだけど…
この映画、心に響いたのは
音が聴こえない家族が送り出す過程がね
見事な演出で説得力があった…
あー、泣かせようとしているんでしょ
なんて一切思わなかった。
無音の世界で娘の歌声に
感動している表情。
娘の歌声を喉に手を当て、
喉の震えで音を感じる
このシーンはMy Best演出に
1票投じます(笑)
説得力といえば、ヒロインの歌声も
合唱部の面々との力量の差が分かりやすく
とにかく演出に無駄がない
アカデミー賞 作品賞も納得です。
あっ、もちろん…
泣きましたーーー
聾者と聴者の絆の在り方とは
「coda」と聞けば音楽記号が連想されるが(もちろん本作品ではこちらの意味も含まれているだろう)、ここでの「coda」とは「Children Of Deaf Adults」の略語であり、耳の聞こえない両親に育てられた子どもをさす。
主人公のロビーは幼いころから漁師をしている家族の耳となり、周りとのコミュニケーションの手助けをしてきた。
高校の新学期、合唱クラブへの入部を期に歌の才能を見出されたルビーは、名門音楽大学の受験を薦められる。
しかし彼女の歌を聴くことができない家族は、素直に応援することができない。
子ども大切に思いながらも、彼女に依存してしまう両親と、彼女が家族の犠牲になることに怒りを感じる不器用で優しい兄。性に奔放だが、周りから浮きがちなルビーを気に掛ける友人。
ルビーを取り巻く人々も魅力的で、作中において彼女の境遇や心情を描き出す存在となっている。
特に家族を耳の聴こえない俳優が演じているだけあって、手話でのコミュニケーションがスムーズで、細やかな表情の変化も非常にリアリティがあった。
ルビーを演じるエミリア・ジョーンズの歌声も、パワフルさもありながらどこか切なく、随所で心打たれた。
「Both Sides Now 」
聴者である自分と、聾者である家族。
お互い大切に思っているが、どこかわかりあえない。
音楽大学の受験に反対したのも、彼女の歌声を聴くことができないために才能を信じ切れず、彼女が失敗することが怖かったから。
家族は自分たちのことしか考えていないと思っていたが、本当は自分のことを何より大切に思ってくれていたのだ。
この曲は、ルビーが本当の意味で家族の愛に気づくきっかけとなっただろう。
家族から自分への愛と自分から家族への愛。
そのどちらも真実なのだ。
聾者だからこそ感情表現に幅が出てる
3度目でも色褪せない感動
初回は1人で、
2度目にデートで、
3度目は友達にオススメして一緒に。
どんなシーンでも深い感動を与えてくれました😭
Blu-rayでしっとりもきっと素晴らしいでしょう🏘
音というものの大切さを再確認させてくれる。
小説でも、音楽でも、漫画でもなく映画🎬でしか出来ない美しさです。
こういう作品が観られると、
映画好きで良かったなあと感じられますね😂
シナリオ、音響、映像、キャスト、
全ての要素がここまでピッタリはまるマスターピースは本当にたまにしかお目にかかれません。
仕事に疲れたり、
嫌なことがあったり、
苦しい何かに押しつぶされそうな時に、
ヒトの暖かさを思い出させてくれる大切な心の置き場所として、
人生の色んな局面で何度も楽しんでいきたい作品です。
歌声はキレイ、景色もキレイ、でも中途半端。
みなさんの評価が高いのに、少しびっくり。
悪くはないが、そこまでは響かなかったです。
多分、映画の構成のせいかな。
テーマと的が絞りきれてない、ような。
主人公がいっぱいいるかんじ。
家族全員が主人公なのか?
特に前半は家族の色々がいっぱいで、
何に主体を置きたいのか、よくわからないまま話が進みました。
後半以降は学校や先生、男子生徒とのかかわり等、
とても良いテーマで気持が熱くなりました。
家族が、どうしてもだらしなく見えて、苦手です。
ユーモアがある家族っていうのかな?
だらしない、というか、下ネタもあって、なんだかな〜という印象。
そこから這い上がるストーリーにするなら、
とことん家族を酷く描いてもいいような気がします。
ところが、いい家族アピールの展開になってるし。
後半はいいかんじなんだけど、前半と分離してしまう印象。
できれば、後半をメインにした話にしてほしかったかな。
そしたら、より熱く感動しそう。
多分なんだけど、あの手の家族は、どこまでも頼ってくると思う。
それが分かるから、この先のことを考えると、可哀想。
逆に、家族をつらいけど切り捨てて、
本当の意味での自立をテーマにした話にしてほしかったかな。
(リバーの旅立ちの時みたいなやつ)
旦那と見ましたが、あちらも、あまり印象には残らなかったようです。
その先が見たい。と思ってしまった。
途中途中、ボロボロ泣いたw。
家族愛と主人公の葛藤。
兄弟愛。親の気持ち。
あったかい家族だから、
お互いがお互いを大切に
ぶつかりあってて感動
推薦してくれる先生が居て入試迄がチートだったけど、サクサク進んで見やすかった。
強いて言えば、音大行った先
プロの歌手になった所をみたいなと思った。
余韻が残る素敵な映画でした〜
下ネタ祭りあるので家族で見るには気まずいかなw笑面白かったけどね
聞こえない耳に届く最高にイカした歌声が、今日、世界の色を塗り替える
聞こえない家族の「通訳係」だった少女。
家族に必要とされながらも、自分の夢を見つけるルビー。
家族の中でただ1人健聴者である主人公は、漁を手伝いながら学校へ通う生活。
漁の中歌うことはあれど、誰にも届くことはなかった。
有名音大への進学を目指し、本格的に歌を習い始めるも、港の新規事業にも必要とされ両立に苦しむ。
家族は事業には必要といいながら、娘の夢を応援するか悩む。
そこには、歌声を聞けないことからの不安や、互いに離れきれない不器用さがある。
そんななか開かれたコンサート、ルビーはデュエットを組み、歌声を披露する。
周りの観客が心打たれ聞き入る中、ふと父親の目線に立つと際立つ疎外感。
父はここで娘の世界に歩みを寄せる。
夜風にあたりながら、父娘で話し合う。
娘が歌っている様子を賢明に理解しようと、喉に触れ、見つめる。
翌日のオーディション、ここでルビーは初めて家族へ向けて歌を歌う。
音のある世界、音のない世界、ある種異なる世界で住む家族。
しかし実際には世界は一つであり、双方が歩み寄る姿は変え難く尊く映る。
健聴者と聾唖者のすれ違い、互いに理解しようとする姿勢が表現される。
字幕をあえて使用しなかったり、コンサート中に訪れる無音の時間は一気にスクリーンに引き込まれる。
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