コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
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観て良かった映画
家族の為に自分を犠牲にする。
そんな生活が当たり前だった今まで、彼女の才能が開花され家族が協力し合い彼女をサポートしていく。
頼りにしていた娘と離れる瞬間両親はどう思っただろう。
涙が出ました。
ルビーの歌声をもう一度
伝えることの大事さ 歌の素晴らしさ 家族の素晴らしさ
鑑賞後の気持ち
家族っていいなって思った
鑑賞後の心の変化
家族を大切に思うなら自分を大切に
歌ってすごい
鑑賞後の行動の変化
相手に全てを伝える努力をしようと思った
好きなシーン
お父さんたちから観たコンサートのシーン
お父さんだけの前で歌を歌うシーン
嫌いなシーン
監視役がチクったシーン
大切なのは声で何を伝えられるか
〜あいのうた〜 という副題と
聾唖者家族の話という設定で
感動の押し付けものじゃないかと敬遠してたんですけど
その心配は杞憂でした。
とにかく明るくてエネルギーに溢れてる家族と
音楽が大好きで、コーラスと家族と仕事、勉強
そして恋に全力で向かう主人公が
ユーモアを交えながらキラキラと輝いてました
音楽の指導者のV先生がまた素敵
ボブディランの声をデビットボウイは
砂と糊みたいだと言ったけれど、大切なのは
何を伝えられるかだ
とルビーに教えます。
『音楽』 がわからない家族を招いたコンサートで
ルビーは確かに何かを家族に伝えた。
それは空気感や熱のような形のないものだったけれど
家族の心を動かした
そこからラストにむけては
涙なしではみれません。
きっとこれからも繰り返しみるだろう一本
逆境に屈しない!! 家族の成長が素晴らしい。
いつも3人一緒で私だけ別だった
ふへんてきな、あいのうた
なかなか見る勇気が起きなかった。
「コーダ」が面白いって口コミが広がってきた当時、
どうしても先に「エール」を見なきゃって思った。
「エール」が最高だったから、逆に「コーダ」を
見られなかった。
杞憂でした。こっちも最高でした。
空気感は「エール」の方が好きでしたが、
ちゃんとブラッシュアップされていて
映画としての完成度が上がった
「コーダ」も好きです。特に音楽。
この映画のポイントは、映画中盤、
V先生に何故人前で歌が歌えないか説明しろ
と、言われるシーン。
言葉では伝えられず、つい手話をしてしまう。
その手話をじっと見ている先生。
映画を見ている私も、手話はできないが、
なぜかルビーが言おうとしている感情が
伝わってくる。
そこで観客はふと気づく。
「手話」というのは、「言葉」ではなく
感情を伝える手段であるということ。
この映画の最高のシーン、
ラストのオーディションの場面。
なかなかうまく歌えないルビー。
規則を破り会場に入ってくる家族。
そこでルビーの感情がやっと解放される。
ルビーは審査員のために歌っているのではない、
一生歌を理解できない家族のためだけに、
手話で唄うルビー。
結果としてその感情が審査員にも響かせた。
なぜなら、ルビーは言葉と、歌唱と、手話という
3つの方法で感情を伝えられる才能があったから。
じつはこれまで”愛”を教えてもらったのは
ルビーの方でした。
だれもいない漁船の上でひとり唄い鍛えられた歌唱力。
嫌いだった”愛し合う”両親。人を愛することを
一番身近で教えてくれた両親。
皮肉という形でしか表現できないストレートな兄の感情。
それらに気づかせてくれた先生と、マイルス。
と、ここまで書いて全部消したくなった。
この映画の感動を文章で表そうとするなんて無理だ。
よし、もう一回見よう。
本当に感動した映画だった!!
家族の中で1人だけ健常者でだからこそ感じる疎外感や両親や兄の頼りっぱなしのところから、娘を応援しようと変化していたことにすごく感動しました!!
また最後オーディションで家族に向けて手話つきで歌っているのをみてめちゃめちゃ泣きました…😂
師弟関係もとってもよかった!という他の方のレビューみて、たしかに!と思いました〜♪
師匠が最後まで彼女の可能性を信じて説得していたのも印象的でした🌞
CODAを取りあげつつも、普遍的な家族のドラマに仕立ててあるバランスに好感。
聾唖の両親と兄を持つ10代の少女の成長を瑞々しい映像で描いている。聾唖という家族内の障害を乗り越えて少女の夢を皆で1つなって送り出すまでを、良質な音楽が彩っていくのが小気味良いし、聾唖者を健常者と変わらないキャラクター造形で描けているあたりが作品に素晴らしいパワーを生んでいる。オーディションで家族を前に歌う「青春の影と光」が見事にはまっていて、この作品のハイライト。不器用な父親を愛嬌たっぷりに演じたトロイ・コッツァーの存在感と、10代の多感な心の動きをヴィビットに演じたエミリア・ジョーンズが好印象だ。
自立
良いシーンは沢山あるけれど、ルビーとマイルズが歌うシーンのドキドキ感が、手に取るように伝わってくるのが特に好き。
両親と兄のルビーからの自立、家族のために尽くしてきたルビーの自立。
ルビーにとって苦しく悩ましい選択だっただろうけど、この道を選んでくれてよかった。
生活の苦しさや、両親からの依存がわりとリアルに描かれていて(最後はわりとすんなり解決していくけれど)映画だからと美化されていないのもよかった。
聞こえない両親と兄が、周りの反応を見て、ルビーの才能に気付かされるのもよかった。気づく前は、夜ご飯の話をしてるのもリアリティがあって面白い。
ルビーの未来にたくさんの幸せがありますように、と願わずにはいられない。
爽やかな潮風にのった歌声「青春の光と影」が心に響く、ルビーの旅立ちの物語
両親と兄が聾唖者のロッシ家の中で、一人コーダ(聴者)の少女ルビーが才能に恵まれた歌に未来を託す旅立ちの物語。他者から見ると、朝3時に起床して父と兄に加わり漁の仕事を熟して登校する日常は、家族の犠牲になっているのではないかと思われるも、ルビー本人は特に苦も無く家族の中の役割と自覚している。その健気さがルビー本人の性格の良さと、両親の育て方が間違っていないことを表している。実際問題として聴覚障害者だけで漁をするのは、もし事件事故が発生した時に通信できない危険性があるし、またコミュニケーションの点で、仲買人から騙されて搾取される扱いを受ける場面もある。この厳しい家業と高校生活の板挟みに会いながら常に前向きに立ち向かうルビーの青春物語は、爽やかな潮風と彼女の心の叫びを込めた歌の共感性を映像に映し出していた。
ストーリーの流れは前半が予定調和で進み、脚本としては作為が目立ちます。“起承転結”でいうと、“起承”が長く、後半一気に“転結”が押し寄せる印象を持ちました。それは、この作品で私が一番心打たれたシーンから輝きを放ちます。沿岸警備隊に通報され多額の罰金を言い渡された晩の母と娘の会話シーン。ルビーが生まれた時の母ジャッキーが抱いた偽りの無い気持ちを告白する、その内容に驚きつつ、ここに障害を持った人でしか分かり合えない過酷さがあると理解しました。ルビーとジャッキーが語る台詞が素晴らしい。この後の兄レオとルビーのシーンもいい。そして合唱発表会の場面になりますが、ここで両親の視点に切り替えた演出には、正直やられたと思いました。上手いとか、ユニークだとかではない、聴覚障害者に寄り添う演出に一時でも体験させて貰えたことに感謝したい気持ちになりました。そして父フランクがルビーの歌う喉に手を添えるシーンも感動的です。クライマックスは娘ルビーの夢を叶えるべく家族で向かうバークリー音楽大学のオーディションシーンで、ベルナルド先生の気を利かせたユーモアからの、家族の為の手話歌唱、そのジョニ・ミッチェルの「青春の光と影」の途中からその後の家族の変化をモンタージュした編集の巧さ。歌詞の言葉とルビーの想いが奇麗に重なります。それはルビーの為に作られたのではないかと錯覚してしまうほどに。
前半は教育映画のような素直な演出で、技巧の冴えはない。対して後半の演出と脚本は、良い映画を観た感動に導いてくれる。勿体ないと言えば勿体ない。それとボーイフレンド マイルズとの関係が曖昧な表現に終わり、ルビーの心の成長に関わっていない不満も残る。役者では、主演のエミリア・ジョーンズの自然で濁りの無い演技が素晴らしい。実際の聴覚障害者の俳優である、トロイ・コッツアー、マーリー・マトソン、ダニエル・デュラントは、卑猥なキャラクター付けを明るく転化していて其々に味のある演技を見せてくれる。ベルナルド役のエウヘニオ・デルべスも一寸変わった個性的な音楽教師をそつなく演じています。
この映画の良さは、どんな環境に置かれても家族の愛に包まれた主人公が自分の長所に自信を持って将来を見通すストーリーとして、名作「リトルダンサー」に類似しているところであり、幅広く観る人に清々しい感動を与えてくれる人間ドラマになっていることです。今の時代に必要なメッセージも優しく描かれている。模範的な青春映画の秀編でした。
ろう者の家族の中でたった1人の健常者。 健常者として家族を支え、自...
原作エールをもう一度観たくなる
この映画も笑あり、涙あり。その涙は哀しみではなく、愛しさの涙なので、終わった後もすっきり。
エールが大好きで何度も見てたので、エールと照らし合わせながら見てたところも。
音楽はどちらも馴染みがないけど、エールの方がしっとりしていたと思う。
主人公の成長を歌唱力で表現しきった
基本的なテーマは珍しいかのように見えて、実は構造としてはいわゆるテンプレート映画だと感じましたが、主人公の歌が絶妙に成長していくところが痛快でした。
最初から歌が上手い主人公が、ストレスを乗り越えるごとに他者へものを伝える意識が高まり、それを歌唱で表現していくのは見事でした。
なお、リメイク元の「エール」を見ていないどころか、リメイクなんだと知らずに見た感想です。
素晴らしい映画!ハンディがあっても可能性は無限!
まず、主人公の家族皆んなが、実際の聴覚障害のある俳優が演じている事に感動した。
特に母親役のマーリーはすごく美しい人〜
反対を押し切ってまで本物をキャスティングした事は、大きな意味がある。
映画では家族の中で1人だけ健常者の主人公ルビーが、家族の通訳として欠かせない存在になっている。
家族は気にするな、自分のやりたい事をやれ、俺たちだって出来る事はいくらでもある!と、感情を露わに手話でぶつけるルビーの兄。
ルビーの首元に手を当てて、ルビーの歌声を振動で感じ取ろうとするお父さん。
最初は音大に行く事を反対していたけど、最後はルビーを応援してなけなしのお金で赤いドレスを買ってきたお母さん。
本当にみんな暖かくて泣けた。
ルビー役のエミリアもすごくかわいい!歌も素晴らしかった。
聴覚障害があると、どんな生活になるのか知らなかった。
お父さんが車でラップ音楽をガンガンにかけてて、そうか、振動で楽しむんだ!とか発見がいっぱい。
ハンディがあっても行動する勇気があれば反論もできる。仕事でリーダーになれるし、恋人だってできる。
セックスだって普通にする。
↑ここ!ハンディのある人物でここまで人生を「普通」に生きて、楽しむ事があって、仕事もして、、、
ここまで描いた映画が世に出てきた事が、最も重要だと思った!
素晴らしい映画でした!
いい人ばかりでみていて気持ちいい
アメリカ版エール!
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