「手話って世界共通にすれば良いのにね。ふざけているのではありません」コーダ あいのうた マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
手話って世界共通にすれば良いのにね。ふざけているのではありません
エールとカメラワークまでそっくりな映画だと思った。だから、元の映画を超えていないと思わざるをえない。しかし、エールは見て時間が経っているので、もう一度見てみる。
兎も角、職業を酪農家から漁業に変えただけで、良くなったと感じた。どうしても、母親の存在感が酪農家では、違和感があった。偏見かもしれないが。
しかし、綺麗な合唱が聞けた事は満足だが、ボリュームが足らない。エンドロールに流れる曲も違うと思う。やっぱり、彼とのデュエットを改めて聞きたかった。欲張りかなぁ?
ただ、一つだけ気になるセリフがあった。母親のセリフだが、本当にそう思っているのか?大変に気になった。観客に母親の感情を預けて良いのだろうか?日本人の僕としては、かなりきついセリフだった。これから見る方も、そう思いに違いない。
エールをもう一度見たが、全く同じ映像に見える。だから、残念ながら、オリジナルを超えていないがしかし、職業を変えたのは良かった。歌もどちらも同じ位上手い。もったいない。
マサシさんへ、コメントの返信遅れて申し訳ありません。母親の手話の内容が健常者の常識からは驚きの内容について、もう一度見直して観ました。
母親(健常者)との親子関係からジャッキーには子育てに不安があったとあります。兄レオの子育ての経験から第二子も聾啞者なら何とかやっていけると思っていたのでしょうね。それが(耳が聴こえると分かり、心が沈んだ)とあります。これは彼女なりの正直な気持ちと思います。この心に秘めた想いをあの場面で敢えて表したのは、ルビーが自分よりしっかり者の高校生に育ったことが嬉しく、またそれを受け止めて、耳が聴こえない母親の後ろめたさを言いたかったのだと思います。健常者なら心の内と言葉に発することは、上手く使い分けることが出来ます。聴覚障碍者について決めつけてはいけないのを承知でいうと、何を相手に伝えるか常に神経を使っていると思われます。また強弱や柔らかさと硬さを声で伝えられる健常者とは違い、手話には限界があるのではないでしょうか。このジャッキーとルビー、女性同士の母と娘の信頼関係があってのコミュニケーションと見ました。だから決して兄のレオに対しては、聾唖で良かったとは言わないはずです。ルビーの台詞(駄目な母親なのは、耳のせいじゃない)で救われるジャッキーの笑顔がいいですね。この後顔を寄せ合い母親に包まれるルビーのカットも印象的でした。
フランス映画の「エール!」は未見です。比較しての評価で無いのをお許しください。
聴覚障碍者で忘れられないことがあります。40年以上も前のフィルムセンターで、アベル・ガンスの「楽聖ベートーヴェン」を観た時、聴覚障碍の若いカップルが仲良く来館していました。トーキー映画でしたが、字幕スーパーの必要性に気付かされました。昔の日本映画も録音状態が良くなく聴き取れないことがあります。今はテレビで字幕を入れられるので大変助かっています。劇場公開の日本映画も字幕付きがあって良いと思うのですが、どうでしょうかねェ。
何度もすみません、
ご丁寧にありがとうございました。
私自身が観て見つけなさい、ですね。
その原題の子供がどんな子供かですね。
ありがとうございました。
また今後ともよろしくお願いします。
お忙しいところすみません、
ご丁寧にコメントありがとうございました。
なぜ本作の監督は、母親のこの言葉を
言わせたかったのでしょう?
出産時は、子育て不安と同じラインに立てないから、聞こえない方がいい(本音)
↓
成長するにつれ、母親たちの通訳となりあらゆる面で活躍している。
また、心も通じているので母親としての本音も隠さず言えた。
作品全編に活気が溢れているて、
母親自身も不幸とは、思ってないと窺えます。
ですが、不便です。
自分たちの不便さを娘に補って貰っている毎日。
う〜ん、
お薦めの『愛は静けさの中に』を観ると、監督がこの台詞を言わせたかった理由が分かりますでしょうか?
こんばんは、
共感とコメントをいただきましてありがとうございました😊
レビューにも書いてられましたが、
母親の言葉とは、娘の出産時に言った
「娘も耳が聞こえない方がいい。」ですか。
先程皆様のレビューを拝読した中に
マサシ様お薦めの作品ででもおっしゃってられるとありました。
本作での理由は、育て方が難しい、失敗するかも?でした?
結局便利に使っているのに。
マサシ様お薦めの作品で言った言葉を本作の監督が使われた、とも書いてられました。
私は、この方の言葉を聞いた時、
ただ、この方個人の(台詞ですが)気持ち、と解釈しました。
親なら、生まれて来る子供は聞こえて欲しい、と願う方が少なからず居られる筈です。
もし、ご都合つかれましたら、
お考えを是非お聞かせ願いたいです。
すみません、
フォローもしていただきまして
ありがとうございました。